☆― 13 ―☆ ページ13
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月曜の社食は、金曜の合コンの話から始まった。
「しっかし！すごい偶然よね。」
「ほんと！知り合いと合コンってなかなかないですもんね。(笑)」
「どういう知り合いなの？」
マミもルカちゃんもすんごい興味津々。(笑)
別に隠すようなこともないから、
友達の弟であること、ファーストキスの相手である事を話すと、
今度は合コンの“その後”の話に集中した。
「で？で？あの後、二宮くんとどこ行ったの？(ﾜｸﾜｸ)」
A「(¬д¬。)ｼﾞ――」
その話を何より楽しみにしてたのは、裏切り者のマミで。
A「相葉くんとデートの約束したんだって？」
「ウフフ♡」
A「ε=(¬д¬。)」
そのマミはちゃっかり相葉くんを捕まえたって事を、
出社して一番にルカちゃんが教えてくれた。
(そのルカちゃんも先輩の佐藤さんと松本くん・大野さんの４人で飲みに行く約束を取り付けたらしい。)
「で？どうなんですか？Aさん！」
A「私は……なにも。」
「ほんとに〜？(ﾆﾔﾆﾔ)」
A「ほ・ん・と・に！！」
事実、あの後アイツはマンションの前まで送ってくれただけで、
連絡先を交換する事も、次の約束をする事もなかった。
「じゃぁAさんだけですね。寂しいのは。(笑)」
A「えっ！えっ！？櫻井さんは！？(゜ロ゜)！」
「ああ、櫻井さんは……、２次会途中で逃亡した。(笑)」
A「��d(≧▽≦*)」
さすがだわっ！櫻井さん！！
演技派後輩の魔の手には引っかからなかったのね！←誘ってもらったくせに。
「あ〜あ、二宮くん折角のイケメンだったのに〜。」
「もったいないですよね〜。」
A「……。」
確かにアイツはイケメンに成長してた。
ううん、あの当時から、可愛かった。
「演技派は喜ぶだろうけどね〜。(ﾆﾔﾆﾔ)」
A「Σ(￣Д￣;)」
いや……、いいのよ。そうよ！
１回くらい、アイツだって痛い目を見ればいいわ。
私がどんな想いをしてたか、知ればいいのよ。
演技派に騙されて、それで、それで―――――。
A「………。」
傷ついてしまえばいい――――――。
とは―――――、本気で思えなかった――――――。
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作者名：舞
作成日時：2016年5月15日 0時
