☆― ２ ―☆ ページ2
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どこでツテを見つけてきたのか、
私の直の後輩、ルカちゃんの同期で
“演技派”で有名な後輩がセッティングした超有名商社マンたちとの合コン。
久し振りで、大いに浮かれてたことは認めよう。
来てみたらこれがものすごいイケメン揃いで、
「わー♡どうしよう♡」って思ったことも認めよう。
だけどまさか、
そのイケメンの中にコイツがいるなんてっ！
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イイ感じに場が盛り上がってきて、イイ感じにみんなが酔ってた。
「この人に食われちゃったのよ。俺。」
そんな楽しい場で、
シクシクと泣きまねをしながら、
真向いに胡坐で座るソイツがそう言ってチラリと私を見上げた。
A「なっ！Σ(ﾟдﾟ;)」
「マジか！！(笑)」
「こんなとこで再会って。(笑)」
爆弾発言にその場が“わっ！”となって、
“それっていつの話？(笑)”
“お持ち帰りされたのかよー！(笑)”
なんて“面白いネタ”を提供されたとばかりに盛り上がる。
それが――――――。
「中１の幼い俺を…。」←顔を覆ってる。
「「えッ…。」」
A「(||ﾟДﾟ)」
ソイツの、
バカなその一言で、
一瞬にして凍りついた――――。
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A「違う！違う！違う！！！！
“食われた”なんて言ってるけど違うからね！」
「「え…？」」
A「キスよ！ただのキス！」
「ああ、なんだ。(笑)」
みんなが分かりやすくホッとしてる。
だけど、私は！私は！！怒り心頭。(｀Д´)
だって！
ちょっといいな♡って思った櫻井さんは、
ドン引きしてるんだもの！(ノ◇≦。)
キっとソイツを睨んでみたけど、
「もうぉ〜。ビックリしたじゃないですか〜。」
「んふふ。(笑)」
甘ったるい猫撫で声で擦り寄る演技派後輩に微笑み返してて、
反省の色が少しもないッ！！(｀Д´)
A「(…覚えてろよっ！)」
ドンっ！置いたジョッキからビールが零れる。
ソレを見てソイツがクスっと笑ったから、
私からは無意識に「チッ！」って舌打ちしていた。
(おかげで櫻井さんはその後、話しかけてもこなかった…orz)
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私のファーストキスは１５歳の夏。
相手は当時１３歳だった友達の弟――――、二宮和也。
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作者名：舞
作成日時：2016年5月15日 0時
