STORY 33 ページ8
ジニョンには声をかけずに図書室を出ようと立ち上がった瞬間、
ジニョンはゆっくりと目を開いた。
眠たそうに、重たい瞼をぱちぱちして、こちらを見ているジニョン。
『ん。A、』
ジニョンはただ私の名前を呼ぶと昨日のことがあってか、
いや、絶対そう。
私が“嫌い”と言ったせいだ、そのせいで気まずくなり
2人も生徒が居るっていうのに重く静まり返った図書室。
『昨日は、ごめんね。』
先に口を開いたのはジニョンの方だった。
申し訳なさそうに俯きながらぼそぼそしゃべるジニョン。
『嫌いになんて、ならないでよ。』
それは誰に対して言っているの？
もしかして、さっき名前を呼んでた
「．．ヘリョン、さん？」
気づかないうちに声に出して言っていた。
ばっと顔を上げ、すごく驚いた表情の君。
『何で、』
まただ。“ヘリョン”と呼んだときの苦しそうな表情。
「いや、、何でもない。」
「私、もう帰んなきゃ。」
私は逃げるように図書室を後にした。
私には踏み入れてはいけない領域なんだって感じた。
聞いてしまったらもとの関係に戻れないような気がして。
怖くてあの場から、
ー 逃げた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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☆ｿﾝﾖﾙ☆LOVE☆(プロフ) - もえさん» キュンキュンだなんて((´∀｀*)) 頑張って更新します！(∩^o^) (2014年8月17日 22時) (携帯から) (
レス) id: 1ae724b452 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 最初から一気に読んじゃいました(*´-`*)ﾉ 切なくてとてもキュンキュンします！とても面白いです^ ^ 更新楽しみにしてますね(*^^*) (2014年8月17日 19時) (レス) id: eda80240c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LOVEXO∞BANA | 作成日時：2014年6月20日 20時
