STORY 37 ページ12
* * *
教室の冷房が少し肌寒い為に着てきた長袖のシャツがべったりと肌に貼り付いて気持ちが悪い。
私は無意識に袖を折り曲げていた。
図書室に足を踏み入れると昨日とは違い、開いた窓から風が吹いてくる。
そして、昨日と同じ席に座っているジニョン。
『A、』
何も言わずにジニョンの向かいの席に座る。
.
.
…どちらも、ただひたすらに無言。
息をのむことを躊躇うほどの沈黙。
沈黙を破ったのは今日もジニョンの方だった。
『ヘリョンのこと、誰かから聞いた？』
「ごめん…」
『ううん。別に聞かれてまずいことじゃないし…』
悲しげな彼の表情を見ると、やはり聞いてはいけなかったのかと少し後悔。
『ねぇ、俺の顔好き？』
私はいきなりすぎるこの質問の意味が分からなかった。
「格好いいとは、思うけど…？」
『ありがとう。でもね、俺はこの顔好きじゃないの。』
私は、さっきから彼の言葉の真意が掴めずにいた。
「…なんで？」
ジニョンはゆっくりと口を開いた…
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆ｿﾝﾖﾙ☆LOVE☆(プロフ) - もえさん» キュンキュンだなんて((´∀｀*)) 頑張って更新します！(∩^o^) (2014年8月17日 22時) (携帯から) (
レス) id: 1ae724b452 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 最初から一気に読んじゃいました(*´-`*)ﾉ 切なくてとてもキュンキュンします！とても面白いです^ ^ 更新楽しみにしてますね(*^^*) (2014年8月17日 19時) (レス) id: eda80240c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LOVEXO∞BANA | 作成日時：2014年6月20日 20時
