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story5 ページ5

やっぱり、実家の方が落ち着くなぁ



いきなり連絡もなしに帰ってきた私に父と母は驚いていた


でも、深い理由を二人は聞かなかった…


その優しさが少しだけ辛かった…



その日の夕方、私は高校に行った



勿論、先生に会うために…



生徒たちが部活動をしている中を私は通り過ぎた



その光景が懐かしすぎて、切なくなった


今の自分と夢描いていた高校生時代の私が違う人のようで…



高校生時代の私が今の私を見たらなんて言うのか


そんな事を思いながら職員室を目指した



職員室に行くと、先生達は歓迎してくれた



少しだけ、世間話をした後




(人1)「あの、岡田先生はまだ居ますか?」



先生「今の時間帯は図書室に居ると思うから行ってみたら?」



私は職員室を後にして、図書室を目指した




変わっていない内装にまた心が苦しくなった


自分だけを置いて行ってしまったかのような…



懐かしい図書室の前、入る前に涙がでそうになった



先生に会うまでは泣かない


そう、心に決めて図書室のドアを開けた…



(人1)「失礼します…!」



岡田「いらっしゃい。」



あの頃と変わらない笑顔で私を迎え入れてくれた先生



岡田「久しぶりだね、元気だった?」



(人1)「まぁまぁ、ですかね…」



ダメだ、泣いちゃう…



岡田「泣かないの、可愛い顔が台無しだから…」



(人1)「すいません…なんか懐かしくて…」



まだ一年しか経ってないのに


懐かしすぎて



岡田「そうだ、東京での暮らしは馴れた?」


(人1)「実は…」



私は全て先生に話した


東京での暮らしに馴染めなかった事


友達も出来ずにずっと一人だった事


自分に自身が無くなってしまった事



先生は黙って私の隣で聞いてくれていた



全て話したあと心が軽くなった



岡田「大丈夫だよ、最初から馴れるはずないから…」


岡田「環境が合ってないなら、こっちで小説家を目指してみればいい」


先生は優しい言葉を私に掛けてくれた



岡田「方法は沢山あるから」


(人1)「ありがとうございます…やっぱり先生は優しいですね…」




岡田「そろそろ、日が暮れるね…」



(人1)「そうですね…」



窓ガラスに映る夕焼けはすごく綺麗だった



岡田「家まで送ってく」


先生の言葉に心臓が止まるかと思った


(人1)「いいんですか…?」


岡田「教え子なんだから当然だよ。」



その言葉は私にとっては重たいものだった


教え子じゃなければ良かったのにそう思った

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mayo(プロフ) - ちかさん» 続編楽しみにしていてください!本当ですか?!今名前を変換して読んでみたんですが大丈夫でした… (2016年6月3日 15時) (レス) id: 107412a649 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 続き楽しみにしています!それから、主人公の名前入れが(人1)のまま変換されなくなっていますよ(>_<) (2016年6月3日 11時) (レス) id: 290bc76596 (このIDを非表示/違反報告)
mayo@スマホの調子が悪い(プロフ) - 胡桃さん» ありがとうございます!!感動なんて…恐れ多いです…!!続編まで待っていてください! (2016年3月12日 21時) (レス) id: 10c881c21e (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - とても感動しました!やっぱり准君好きですw次回続編楽しみにしています(ノ´∀`*) (2016年3月12日 21時) (レス) id: 62b3f4bd2e (このIDを非表示/違反報告)
mayo@スマホの調子が悪い(プロフ) - 胡桃さん» コメントありがとうございます!甘えるときだけ弟ぽく書きました!この後二人はどうなるのか楽しみに待っていてください! (2016年3月9日 22時) (レス) id: 10c881c21e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mayo | 作成日時:2016年3月7日 15時

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