好きだよ ページ13
私は訳がわからなくて、ただニノさんの顔を見ているだけだった
ニノ「昨日の事は…ごめん…」
(人1)「私もすいませんでした…」
しばらく沈黙が流れた後、ニノさんがこう言った
ニノ「昨日、キスしてた女の人とは別れたから…」
(人1)「えっ…？」
すると、ニノさんは私の手をにぎってこう言った
ニノ「もともと、別れ話をしてたんだよ。あの時…」
にぎられている手に力が入る
ニノ「キスしないと別れないって言うから、キスしたんだ…そしたら、(人1)が見てるもんだから…」
そうだったんだ…私の勘違いだったんだ…
(人1)「ニノさんはどうして別れ話なんてしてたんですか？」
すると、ニノさんは私の肩を掴んでこう言った
ニノ「彼女に他に好きな人が出来たから…」
ニノ「それに、俺も他に好きな人が出来たから…」
その言葉に心臓の音が早くなる…
ニノ「好きだよ…。初めて会った時から…」
(人1)「私も…好きです…初めて会った時から…」
ニノさんと目と目があって、笑ったあと
ニノさんの唇がそっと私の唇に触れた…
ニノさんとは会って間もないけれど、これから
少しずつニノさんの事を知っていけたらなんて
思ってて…
漫画家になるのも、焦らずゆっくりいい作品を作っていけたらなんて思ってて…
これから先の事は、まだわからないけど…
一人じゃない、隣にはゲーム好きで照れ屋なニノさんが居る…
だから、頑張れるんだ…
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作者名：mayo | 作成日時：2016年3月5日 11時
