ドライフラワー (ページ11)

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しばらくついて行くと隠れ家みたいなレストランに着いた

『わ〜！フェイってお洒落な所知ってるんだね』

「たまたま見つけただけよ」

『どんな料理が来るんだろう楽しみ〜！』

「ただの料理でよくそれだけ喜べるね」

『だって美味しいものが食べられるのって幸せでしょ？』

「よくわからないね。ワタシにとては食事はただの生理現象ね。満たされればなんだっていいね」

「え〜。あ、でも私は何を食べるかよりも誰と食べるかの方が重要かな」

「誰と？」

「苦手な食べ物でも好きな人と一緒に食べたら美味しく感じるから！」

「意味がわからないよ。そんな事で味覚が変わるわけないね」

「そんな事あります〜」

本当に意味が分からないと言った様子のフェイにクスッと笑うと料理が運ばれてきて2人でたわいもない話をしながら料理を楽しんだ

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『お腹いっぱい〜！美味しかった！』

「まあまあだたね」

『超美味しかったでしょ！』

ふんっとそっぽを向くフェイだけどしっかり平らげている
本当に素直じゃないんだな〜笑

『…この後どうしよっか？』

「別に…もう用はないし帰るだけよ」

『そっ…か』

「…」

『私飲み足りないかも〜なんて…フェイが良かったら一軒付き合ってくれない？』

「別にいいね」

『ほんと！？じゃあ今度は私の行きつけの所連れて行ってあげる！』

まだフェイと居られる事に嬉しくなりウキウキ気分で店を出ていつものBARに向かった

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