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フェイタンside
「イヤね」
団長に呼び出されたかと思えば不愉快な仕事を押し付けられそうになりあからさまに不機嫌な態度を向けた
「何が不満なんだ?」
「なぜワタシがその女の相手をするか?そういうのはいつも団長かシャルの役割だたね」
団長から下された命令はこうだ。
とあるマフィアの娘を誘惑して宝を盗んでこい。
「生憎俺もシャルも別件があってな」
「ならその女を殺して宝を奪う、それだたら引き受けるよ」
「殺すのはダメだ。その女が持つ能力は少し興味深い。いずれ盗るつもりだからな」
「ワタシが女を誘惑なんて本当にできるとおもてるか、団長」
「できないのか」
「…」
フッと鼻で笑う団長にイラッとして眉をひそめた
「それにその女のボディガードがなかなか手強でな」
「だからどうだと言うね、団長ワタシのこと舐めすぎよ」
「今殺り合うのは得策じゃないと言っているんだ。それにこれは団長命令だ。できるかどうかは鼻から聞いてないさ」
「…チッ…わかたよ」
どんなに嫌でも団長命令だと言われれば従うしかない。
なんでワタシが女の相手なんか。誘惑?ふざけてるか、殺した方が楽にきまてるね。
不機嫌を隠さずにその場から離れようとすると団長に呼び止められ振り返った
「花束くらいは用意しておけよ。女は花束に弱い」
「…チッ」
返事の代わりに舌打ちを残してその場から離れた
.
約束の仕事の日、動きにくく着慣れないスーツを身にまとい団長に言われた通り花束を買う為に適当に花屋に入った
そこで適当な花束を買い団長が言っていた女の元へ向かった
「ねえフェイタン…奥の部屋で2人きりになりましょ?」
香水臭い女に言われた言葉に頭の中でハッと笑った
団長、女を誘惑するのなんて簡単ね。ワタシをバカにした事後悔するといいよ
「ヒャハハ」
真っ赤に染まったベッドの上で横たわる女に今日初めて興奮した
「…あ、団長に殺すなて言われてたの忘れてたよ」
ま、いいか
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作者名:はっとり | 作成日時:2023年11月20日 23時