6.庭園スカーレット! ページ6
(ユウside)
エースが寮長に謝りに行くのにハーツラビュル寮まで着いて来た。
そこでケイト先輩に絡まれているときだった。
「あれ、ケイト先輩…と1年生たちですか？」
後ろを振り返ると綺麗な黒髪に月を彷彿とさせる美しい金色の瞳を持つ人がいた。
首を傾げるその姿も美しいのだが、首の縫い目がどこか不気味さを放っている。
「そそそ、噂の問題児くん達♪」
「ああ、リドルが頭抱えてた…あとオンボロ寮の監督生くん。」
こちらの人も軽そう、というかかなり胡散臭い感じがする。
男の人はこちらを見て、目が合うと軽く手を振ってきた。
「あの、貴方は……」
「ああ、名乗らずごめんね。俺はルシル･クルス。ハーツラビュルの二年。エースクン、デュースクン、あと…」
「グリムとユウです。」
「グリムにユウね。」
名前を知られていることにエースとデュースはかなり驚いていた。
「君らこの学園で有名だよ、問題児ってね。」
「誰が！！？」
「エースとデュース、君達2人だよ。グレート･セブンの像は丸焦げにするわシャンデリアは壊すわ、リドルに早々に首はねられるわ、知らない奴の方が珍しいよ。」
先程のケイト先輩と同じことを言う。
ハーツラビュル生がハートの女王の像を丸焦げにしたの見た時は笑ったよ、とクスクスと手を当てながらルシル先輩は笑った。
どうやらあの場にルシル先輩もいたらしい。
「さて、ルシル君。今暇だったりしない？」
「お生憎ですがリリア先輩に用事があるんですよね今から〜」
「それは残念。」
それじゃあ頑張って、と僕達に言い残した後、ルシル先輩は去ってしまった。
「なんか首に縫い目があって不気味な奴なんだゾ…。」
「あ、こらグリム！そんなこと言わないの！」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます！ (2022年3月31日 15時) (
レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きがとても気になります！応援しています！ (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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