39.明確クライム!。 ページ39
この状況がまだよく分かっていない寮生や敵はさておきとでも言うようにリドルとルシルは1歩前へと踏み出す。
「さて、女王様。コイツらどーしますか?」
「ハートの女王の法律以前に、誘拐罪、傷害罪、詐欺罪と言ったところだろうか?」
そんな二人に怯えきった敵達。
リドルの
「ク、クルス様!どうか!どうかお救い下さい!!」
必死にルシルに縋るものが現れる中、ルシルは冷たい、蔑んだ視線を送る。
「はぁ?何言ってるんだよ。お前らが望んだのは"処刑人"の俺だろ?だったら俺の能力で裁いてもらえることを光栄に思うんだな。」
不敵な笑みを浮かべると、ルシルはマジカルペンを一振した。
「
「ぐああああ!!」
ルシルのユニーク魔法により複数の切り傷ができた痛みで敵は呻き声をあげる。
呪いが解かれたことでユニーク魔法の制御が戻り、調節したのだろう。
「これくらいで済ませたんだから、ありがたいと思えよなぁ。まぁこの後、薔薇の王国の司法によって正式に裁かれると思うけれど。」
すると、どこからともなく現れた薔薇の王国のホンモノの警察官が敵を包囲するように立ちはばかる。
生徒達は敵が連行されていく様子を見て、ようやく事が終わったと安堵する気持ちと、一体何が起こっていたのか疑問が残っていた。
「ルシル・クルス、ノア・ファテル。ご協力感謝します。」
「いえ。」
彼らが去ると、ハチャメチャになった食堂にルシルたちは取り残された。
その中でエース達は説明しろと言わんばかりにルシルとファテルを見つめている。
「話してやれよ、俺帰るから。」
「はぁ?あ、ちょ、本当に帰るなよ!」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます! (2022年3月31日 15時) (レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください! (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!続きがとても気になります!応援しています! (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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