29.不可思議シーン!。 ページ29
マジフト大会も終わり、所は医務室。
レオナが大会前にオーバーブロットを起こしたりと色々あったが、無事に大会は終えることが出来た。
医務室にやってきたレオナの甥・チェカが帰ると、レオナがなんともないから寮に帰ると言い出し、みんなでなんだかんだ言いながら廊下に出ると、暗くて良く見えないが何やら揉め事があるようだった。
「あれは…クルス先輩？と、ドラコニア先輩！？」
「なんで2人が？」
「なんか言い争ってる見たいっスね。」
どうやらルシルとマレウスが言い争っているようだ。
気まずい雰囲気の中、医務室の扉の前で全員が立ち止まる。
明らかに正常ではないルシルはマレウスに掴みかかる。
よく掴みかかれるな、とラギーが声を漏らすくらいにはおかしな光景であった。
みんなの中ではそもそもマレウスとルシルの接点はあったのかという疑問ある。
「クルス、落ち着け。」
「うるさいうるさい!!ほっとけよ！！お前も邪魔するのかよッ！！」
『異常』
明らかにルシルは『異常』であった。
もしやこの前のことが関係しているのではないかと1年生達は思い始めるり
「クルス！！！」
「ま、れうす…せん、ぱ、い？」
「……すまない、しばらく眠るがいい。」
すると気絶したルシルと共にマレウスは消えてしまった。
この異様な光景にレオナやラギー、ジャックも息を飲む。
「一体どう言う…」
その時、ある気配に気が付き、全員が後ろを振り返るとそこには仁王立ちしたファテルが立っていた。
「おいコラ、テメェら、怪我人の分際で抜け出すたァいいご身分だなぁおい。」
「げ、ファテル…」
「あぁ？よく見たら問題寮長も居るじゃねぇか。オーバーブロットしたくせに大会に出やがって、なぁ、キングスカラー。」
不機嫌に加え、怒りが見られるファテルにあのレオナも流石に不味いと思った。
「おい、ファテル。ありゃどういう事だ。」
「俺が答える義理はないね。さっさと寝台に戻れガキ共。」
何も話す気は無いらしい。
「あの、ファテル先生。ルシル先輩の病気って…治らないんですか…？」
不安げに聞くユウ。
「あのな、俺に治せねぇ患者なんて居ねぇよ。」
「よく言うぜ、見捨ててきた命もあるだろうが。」
「この世には救っていい命とダメな命があんだよ。いいか、これ以上は何も言えない。ルシルの事は詮索するな、いいな。」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます！ (2022年3月31日 15時) (
レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きがとても気になります！応援しています！ (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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