25.提案ディレクション! ページ25
「あれ、ルシル君。こんなところでどうしたンスか?」
翌日の放課後。
ルシルはシルバーを探して校内を歩いていたところ、案の定迷子になっていた。
本当ならリドルに頼みたかったのだが、どうやらマジフト関係の事で忙しいと断られていたのだ。
そんな時に洗濯物を干しているラギーに出会う。
「カリムにノートを見せてもらう予定だったんだけれどね。どうも今お取り込み中らしくて。それでシルバーを探しているんだけれど…」
「あぁ、迷子になったンスね。」
毎度の事ながら、哀れみのような、そんな視線をルシルは向けられる。
「お宅のリドル君に聞けばいいじゃないっスか?リドル君のことだからノートしっかりまとめてあるんじゃないんすかね?」
「うーん。リドルなんか今マジフト大会関係で色々忙しいみたいんだよねぇ。よく知らないけれど。まぁ、どちらにしても帰れないって訳よ。」
ラギーはその理由を知っている。
なぜならリドルが忙しくしているその原因はラギーであるからだ。
昼休みに追いかけっこをしたのはまだ記憶に新しい。
「ちなみにラギーのノートは?」
「うーん、ルシル君にはあんまりオススメしないっす。」
そこまでノートをきっちり取ってないもんで、と言うとラギーにルシルはガックリと肩を落とす。
しかしルシルをこのまま放置しては危ないとラギーは思った。
このまま放置したら、また大きな騒ぎになるだろう。
ただでさえマジフト関係で大変だと言うのにこれ以上は勘弁だと思ったラギーはルシルに一つの提案をする。
「洗濯物終わったらシルバー君の所まで送ってあげてもいいっすよ。えっと、馬術部でいいんスか?」
「ありがとうラギー!!」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます! (2022年3月31日 15時) (レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください! (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!続きがとても気になります!応援しています! (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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