検索窓
今日:33 hit、昨日:12 hit、合計:142,304 hit

25.提案ディレクション! ページ25

「あれ、ルシル君。こんなところでどうしたンスか?」

翌日の放課後。
ルシルはシルバーを探して校内を歩いていたところ、案の定迷子になっていた。
本当ならリドルに頼みたかったのだが、どうやらマジフト関係の事で忙しいと断られていたのだ。

そんな時に洗濯物を干しているラギーに出会う。

「カリムにノートを見せてもらう予定だったんだけれどね。どうも今お取り込み中らしくて。それでシルバーを探しているんだけれど…」
「あぁ、迷子になったンスね。」

毎度の事ながら、哀れみのような、そんな視線をルシルは向けられる。


「お宅のリドル君に聞けばいいじゃないっスか?リドル君のことだからノートしっかりまとめてあるんじゃないんすかね?」
「うーん。リドルなんか今マジフト大会関係で色々忙しいみたいんだよねぇ。よく知らないけれど。まぁ、どちらにしても帰れないって訳よ。」

ラギーはその理由を知っている。
なぜならリドルが忙しくしているその原因はラギーであるからだ。
昼休みに追いかけっこをしたのはまだ記憶に新しい。

「ちなみにラギーのノートは?」
「うーん、ルシル君にはあんまりオススメしないっす。」

そこまでノートをきっちり取ってないもんで、と言うとラギーにルシルはガックリと肩を落とす。

しかしルシルをこのまま放置しては危ないとラギーは思った。
このまま放置したら、また大きな騒ぎになるだろう。
ただでさえマジフト関係で大変だと言うのにこれ以上は勘弁だと思ったラギーはルシルに一つの提案をする。

「洗濯物終わったらシルバー君の所まで送ってあげてもいいっすよ。えっと、馬術部でいいんスか?」
「ありがとうラギー!!」

26.信頼ホワイト!→←24.心配フレンド。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (156 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
453人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます! (2022年3月31日 15時) (レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください! (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!続きがとても気になります!応援しています! (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小坂谷 真夜 | 作者ホームページ:@lag0n027  
作成日時:2020年5月6日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。