24.心配フレンド。 ページ24
翌日に、トレイの怪我の件もあり、ユウはエースやデュース、そしてケイトとリドルと共に調査を続けていた。
結局何も収穫が無いまま、5時を迎え、リドルはみんなと別れて寮に戻ることにした。
寮に戻り、庭でクロッケーをしているものが居ないのを確認すると、リドルはその足を医務室へと向ける。
「失礼します。」
医務室に入り、当たりを見渡すが、どこのベッドにもルシルの姿はない。
リドルはユウが言った通りだと再確認する。
しばらくその場で待っていると、どこかから医務室に戻ってきたファテルがリドルに目を見開く。
「……ルシルなら隣だ。今はもう安定してる。」
「ありがとうございます。」
ファテルに渡された鍵を使い隣の部屋に入ると、そこにはすやすやと眠るルシルがいた。
辺りに散らばった血の着いたティッシュや、バケツ、タオルをみてリドルは顔を歪めるものの、ルシルのそばにある椅子に腰を下ろす。
エース達にルシルが倒れたと聞いた時は今すぐその場を駆け出したかった。
その日のうちに1度医務室へ足を運んだが、ルシルがそれどころじゃないと、事情の説明だけ受けて追い返されてしまった。
「あ、れ、りど、る？」
「ルシル、無理はしちゃダメだ。無理に体を起こさなくていいよ。」
大丈夫かと尋ねると、マレウスのおかげでだいぶ楽になったとルシルは言った。
「マレウス先輩いなかったら俺今度こそ死んでたかもな〜。」
「縁起悪いこと言わないでくれ。」
「ごめんって。」
そこからは暗い話はせず、明日から座学だけなら大丈夫ということや、たわいも無い話をした。
「明日の朝、また荷物を持ってここに来るから。」
「何もかもごめん、リドル。」
「キミは人に頼らなさすぎだ！」
「それリドルも言えないでしょー。」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます！ (2022年3月31日 15時) (
レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きがとても気になります！応援しています！ (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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