21.唐突フェイント! ページ21
「え、え、クルス先輩ってファテル先生の、む、息子？？なんですか！？」
「ちょ、デュース！おちつ…」
「ルシル先輩がまさかあのファテル先生と親子だったなんて！！！」
「おいエース！てか、話を聞けお前ら！！！」
なんで2人がこんなにも取り乱しているのかわからず混乱するユウに、騒ぎ出すエースとデュースを落ち着かせ、ルシルはため息をついた。
「親子じゃないし、育てられただけだ。」
別に隠してるわけでもなく、言う機会がないから言ってないだけだとルシルは言う。
どちらかと言うと喧嘩の多い兄弟の方が近いかもしれないとも。
「さ、この話はおしまい。そろそろ俺は寮に戻るよ。」
「あ、俺達も戻るんで一緒に戻りますか？」
本当はひとりで帰りたいんだけどなぁ、と申し訳なさそうに4人を見つめるルシルに対して、4人は一緒に帰ろうと引かなかった。
空いてしまった距離を埋めたい、というのもあるが、このまま帰しては危険だ、の方がどちらかと言うと主な理由だろう。
「はぁ……そこまで言うなら……」
そう言ってルシルが先に歩き出したその時だった。
「ルシル先輩！？？」
「おい！大丈夫かよ、ルシル先輩！！」
ルシルが胸を抑えてガクン、と膝から崩れ落ちたのだ。
それを咄嗟にエースが支えて倒れ込むのを防ぐ。
「ん、は、はっ、いっ、…エー、ス…っ」
「デュース！ファテル先生に…！」
「直ぐに戻る！！」
デュースはファテル先生を呼びに来た道を戻り、エースとユウ、グリムがルシルを見守る。
急な事に誰もの頭が追いつかない。
ルシルの呼吸は徐々に荒れ、苦しそうに顔を歪めながら胸を抑えている。
「アンタ一体何があったんだよ…！！！」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます！ (2022年3月31日 15時) (
レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きがとても気になります！応援しています！ (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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