3.遅延プリパレーション! ページ3
ルシルはフロイドとジェイドに連れられて鏡の間に辿り着くと、当然、そこにはイラつきを見せるリドルが既に待っていた。
「34分の遅刻だよ、ルシル。準備が無ければ君の首をはねている所だ。既に遅れているからね。」
「ごめん、リドル。」
リドルは溜息を吐くなり、顔を少しばかり歪めて双子の方に向き直った。
「それで、何故君たちがいるんだい?フロイド、ジェイド。」
「ルシルさん、どうやら迷子になっていたようなので連れてきました。」
「そうそう〜。ダムセルちゃんを野放しにしちゃダメだよ金魚ちゃん〜。」
それでは、と言ってそそくさとその場を去る二人を、見送り、リドルは再びルシルに向き直った。
「まったく!君はなんでそういつも迷子になるんだ!しかも鏡の間だよここは!」
「………スミマセン。」
準備が詰まっているのか、リドルはそれ以上怒ることはなく、ちゃんと自分の後に着いてくるようルシルに言い聞かせた後、準備の担当が当たっている場所へと移動し始めた。
「今年はどんな生徒がくるかなぁ。俺入学式には出れないから歓迎会が楽しみだなぁ。」
「規則を守れる生徒でなければならないよ。」
「リドルらしいね。」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます! (2022年3月31日 15時) (レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください! (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!続きがとても気になります!応援しています! (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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