14.暴走プリーフェクト! ページ14
「黒いオーラが全身から!」
初めて見るオーバーブロットに監督生は言葉を失う。
「ククク……ハハハハハ!ボクに逆らう愚か者ども。そんな奴らはボクの世界にいらない。ボクの世界ではボクこそが法律。ボクこそが世界のルールだ!」
「……リド、ルッ。」
もう、誰の声も届かない。
このままではみんなも、リドルも命を失ってしまう。
皆が危機感に襲われた。
「ちょ、ルシル君なんでここにっ。それにその怪我…!?」
「俺のことはいいから!リドルを!リドルをッ……!」
そんな時、ケイトが視線を移した先には血塗れのルシルが居た。
背中から左腕にかけて先程の薔薇の木の攻撃が当たったようだった。
ルシルは左腕を抑えているものの、血はドクドクと流れ出ている。
「でも、ルシル君、そんなこと言ってる場合じゃ…っ」
「ルシルッ!?」
「と、トレイ君!」
こちらの騒ぎに気がついたトレイもルシルに気がつく。
なぜルシルがここにいるのか。
なぜ大怪我を負っているのか。
明確に分かっているのに2人の頭の中に「なぜ」が駆け巡る。
「俺は、一人で大丈夫だからっ…エースたちの加勢に、リドルを、早くリドルを、助けてやってくださいっ……」
「でも、その怪我は命にも関わっ」
「リドルだって!オーバーブロットで死んでしまうかもしれないっ、早く、早く!」
何故そこまでリドルを庇うのか、助けたいのか。
それだけが不明瞭のままだった。
「……ッ!必ず!医務室に辿り着くんだぞッ!!」
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がばり - 気長に待っていますね 遅くなって申し訳ありません。合格おめでとうございます! (2022年3月31日 15時) (レス) @page41 id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 合格おめでとうございます。更新頑張ってください! (2021年2月3日 9時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!続きがとても気になります!応援しています! (2020年6月17日 13時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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