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轟焦凍 side.
『どしたん？』
俺からの電話は出ないと思ってた。
余程機嫌が良いのか、予想外に電話越しから聞こえた優しい声色に驚く。
思い切って�猩辰靴�あるから部屋に来れるか�瓩反劼佑襪函�椿は少し考えた後�爐┐┐茘瓩半个い覆�ら言った。
｢えー、焦凍の部屋なんで和室なん？｣
｢頑張った｣
｢ふふ、僕の部屋も試験終わったらやってや｣
｢終わったらな｣
椿の家も日本家屋だ。
慣れないフローリングに悩んでいたと彼はにんまりいつものように笑う。
ここ数日は圧縮訓練で忙しく、ろくに会話をすることがなかった。
｢あれから変わったことはねぇのか？｣
｢相変わらず心配性やなぁ｣
病室でいきなり椿が消えたあの日のことを思い出すと、失う恐怖で身体が竦む。
結局何一つとして役には立てなかったし、気付いてもやれなかった。
昔からの性格上、誰かに相談することはまずない。
自分１人で抱え込んで苦しむ。
そんなこいつの中の葛藤が少しでも無くなればいいのに。
｢何だ？｣
ふと視線を感じ、顔を上げると机に頬杖をついた椿が黙って俺の方を見ていた。
いつもの笑みはなく、どこかぼんやりとした表情だが、相変わらずとても綺麗な顔立ちをしている。
｢愛してるよ、焦凍。君は永遠に僕の手の内だ｣
吸い込まれそうな金色の瞳は真っ直ぐと俺だけを捉える。
一瞬、何を言われたのか理解出来なかった。
それ程に動揺した。
あっという間に熱が顔に集中するのが自分でも分かるが、どうしようもない。
｢………て、言われたら…焦凍は…どない、する？｣
しどろもどろに尋ねる椿は少し焦った表情で俺の両頬を手で挟む。
あざとく首を傾げ無理矢理、ぎこちない笑顔を作っていた。
またふざけやがって…
｢…何だ急に。あいつに言われたのか？｣
｢いや、ごめん。まさか君がそんな可愛らしい反応するとは思わんくて｣
普段なら考えられない台詞。
まるで誰かに直接言われ、それについて悩んでいるような。
考えられるのはあの憎らしい名取 雫という人物しかいない。
熱のこもる顔を見られたくなくて椿から視線を外した。
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朝ギ(プロフ) - じゃがりこさん» とても嬉しいお言葉、ありがとうございます。励みなります！ (2018年3月19日 23時) (
レス) id: 94da739f3c (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - 星鴉さん» ありがとうございます！私の限られた表現力で表せることは少ないですが頑張ります！ (2018年3月19日 23時) (レス) id: 94da739f3c (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - ただただ美しい 椿が美しい 一言で言えば大ファンです (2018年3月18日 1時) (レス) id: daac9369bf (このIDを非表示/違反報告)
星鴉(プロフ) - 美しい表現に惚れました！！主人公君大好きです！応援してます！！ (2018年3月10日 1時) (レス) id: 3edde29704 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - 薔薇さん» ありがとうございます！楽しんでいただいて何よりです！ (2018年3月2日 20時) (レス) id: f0d5aace8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2018年1月21日 21時
