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｢爆豪くんにお礼言わんとなぁ｣
｢お前…なんかあったのか？あの時から様子が…｣
｢何もないわ｣
相澤先生の言う�爐△了��瓩箸呂�そらく僕があの事件の詳細を聞いた日のことだろう。
今思えば踏み込むべきではなかった。あのままずっと逃げていればよかった。
何も言わない僕に対し、相澤先生は何も言ってこない。
何か気付いているようだったが無理には尋ねてこなかった。
｢何か心配事があるなら誰かに相談するのが１番だよ｣
｢相談する心配事なんてあらへんから大丈夫｣
僕はにんまりと笑ってベッドから起き上がる。
時刻はとっくに放課後になっており、廊下から生徒の騒がしい声が聞こえる。
｢ほな、さよなら｣
｢おい待て…｣
扉を閉める途中で聞こえた相澤先生の静止の声。
そんなこと気にもとめず右横の寝癖を気にしながら教室にカバンを取りに戻る。
今日はこのまま帰ろう。
随分と保健室で眠ったせいで、夜は眠れない気がする。
ここ数日で机の上の黒椿は残り�爍確忰瓩箸覆辰討靴泙辰拭�
今度こそ騙されないようにしないと、と思えば思うほど焦りが滲み出てしまう。
記憶や癖までも化けてしまうとなると一体何を根拠にすればいいのか分からない。
｢…遅ェんだよ｣
玄関で聞こえた声に俯いていた顔を上げると、そこには少し不機嫌そうな爆豪くんが立っていた。
｢待っててくれたん？｣
｢てめェがくたばったのか気になっただけだ｣
｢ふふ…おおきに｣
そっぽを向く爆豪くんに本当は言ってしまいたかった。
つらい、苦しい、どうしたらいいか分からない。それ程に限界を迎えていた。
�� 助 け て ��
声にならない叫びを必死に飲み込んで、僕はいつものように、にんまりと笑って彼の顔を覗き込む。
｢見んな｣
｢そんなに照れてへんで帰ろうか｣
｢照れてねェ！クソが！｣
通常運転の彼に安心して思わず笑ってしまう。
今までの悪いことなんてまるで吹っ飛ばしてくれる。そう思うほどに。
｢死人みたいな顔しやがって…｣
｢まさか爆豪くんが運んでくれるなんて予想外でびっくりしたわぁ｣
｢………なんかあったか？｣
そんなに分かりやすいのかな？なんて首を傾げる。
何か異変があってもあまり気付かれたことはないのに、それ程余裕がないってことなのか。
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朝ギ(プロフ) - じゃがりこさん» とても嬉しいお言葉、ありがとうございます。励みなります！ (2018年3月19日 23時) (
レス) id: 94da739f3c (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - 星鴉さん» ありがとうございます！私の限られた表現力で表せることは少ないですが頑張ります！ (2018年3月19日 23時) (レス) id: 94da739f3c (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - ただただ美しい 椿が美しい 一言で言えば大ファンです (2018年3月18日 1時) (レス) id: daac9369bf (このIDを非表示/違反報告)
星鴉(プロフ) - 美しい表現に惚れました！！主人公君大好きです！応援してます！！ (2018年3月10日 1時) (レス) id: 3edde29704 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - 薔薇さん» ありがとうございます！楽しんでいただいて何よりです！ (2018年3月2日 20時) (レス) id: f0d5aace8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2018年1月21日 21時
