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ホークス side...
利己主義が目立つAくんの根は実は優しい。
だからこそ中途半端に優しくしてしまう。
あの事件で塞ぎ込んでしまった彼に寄り添って、これでもかってくらい甘やかしてきた。
何があってもAくんの味方でいると語りかけ、少しずつ心を開いてるいく彼が俺に懐くのは当然だった。
�狄�用出来る人�瓩海離櫂献轡腑鵑魍諒櫃垢譴�Aくんから拒絶されることはない。
そんな安全圏に居ながらある程度の距離を保っているのはもどかしい。
かと言って警戒心の強い彼に触れても拒絶されないのは心を許されている証拠だと優越感を抱ける。
爆豪くんや焦凍くんに見せ付けたときは尚更。
ここまでAくんが落ち込んでいる理由�狠�に何をされた�瓩里�は分かっていた。
プレゼントしたピアスに仕組まれた盗聴器でAくんの事は全部筒抜け。
まさか爆豪くんが手を出してくるとは思わなかったし、それに対してAくんが想像以上のダメージを受けていた。
そこまで信頼していたことにすら嫉妬する。
でも今はAくんの弱味に漬け込んで優しく甘やかすのが得策。
馬鹿な真似をした奴なんかに、Aくんを渡してたまるか。
｢ホークス？｣
安心しきっているAくんの唇を親指でゆっくりとなぞる。
不思議そうに俺を見る大きな瞳が、何度か瞬きを繰り返す。
本当は今すぐこの唇を塞ぎたい。
そんな浅はかな考えを振り払うように、温かい湯呑みをAくんに差し出す。
｢はい、これ飲んで｣
｢ありがと｣
温度を確認しながらゆっくりとお茶を飲み込むAくんは本当に可愛い。
どれほど前世で徳を積めばこれほど整った顔で産まれるんだろう。
｢料理、冷めたやん｣
｢俺が食べるから気にせんでいいよ｣
｢ええよ、僕も食べるから｣
隣に座るAくんは少し元気を取り戻したのか、小さな口でもぐもぐと咀嚼をする。
その姿を見ているだけで幸せな気分になるのは、今まさにAくんを独占しているから。
｢Aくんって気を許した人には結構甘えるよね｣
俺の言葉にAくんは綺麗な顔を嫌そうに歪めて首を傾げる。
普段、人と接する時に必要以上に距離をとる彼だからこそ気を許してしまえば距離感がおかしなことになる。
Aくんはもっと自分の容姿の良さを自覚するべきだ。
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朝ギ(プロフ) - 柑橘系さん» コメントありがとうございます！まだまだ長くなりそうなのでお付き合いいただけると幸いです。素敵なコメントが励みになります！ (11月7日 0時) (
レス) id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系(プロフ) - 助かる…助かる…こんなに長編なのに一晩で読んじゃいましたすき…いい感じの距離感が少しずつ縮まったり色んな覚悟が混ざったりで…！ほんと助かりますありがとうございます！！！椿くんもっと甘やかされてデロデロにされてええんやでとニコニコしながら見守ります！ (11月2日 14時) (レス) @page27 id: f65fda0114 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新ペースにムラがあり申し訳ありませんが、楽しんで読んでくださると嬉しいいです！ (7月9日 15時) (レス) @page17 id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - おもしろくていっきよみしちゃいました❕ 更新頑張ってください❕❕ (2023年4月10日 21時) (レス) @page10 id: e2732a4f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2023年1月31日 22時
