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｢爆豪、Aを部屋まで運ぶから渡してくれ｣
かっちゃんの前に立った轟くんが両手を広げる。
｢……は？てめェが？｣
ちらり、と彼に視線を動かしたかっちゃんは嘲笑混じりの言葉を放つ。
2人の間には少し険悪な雰囲気が漂っていた。
そんな2人の様子が気になって仕方ない僕は、ちらちらと視線を動かす。
｢さっきこいつに�牴燭気譴襪�分からない�瓩辰童世錣譴討燭世蹇�一体何したんだか｣
｢………何も｣
轟くんはかっちゃんの言葉に一瞬たじろいだ。
話しの中心である椿くんは�犲�分は無関係�瓩箸个�りにすやすやと眠っているから何とも言えない。
いや、ここに椿くんが加わったら余計にややこしくなりそうだ。
｢そんなに椿を部屋に運びてェなら俺が連れてってやるから安心しろよ｣
｢いや、いい。俺が行く｣
牽制するように軽々と椿くんを横向きに持ち上げたかっちゃんに対して、轟くんも諦めない。
その様子に腹を立てたかっちゃんが大きな舌打ちをするのは、安易に想像が出来た。
｢さっき�狄┐鵑吻瓩辰童世錣譴討燭世蹇爾�、どけ｣
轟くんに視線を移さずにそのまま部屋へと向かうかっちゃんは、大事そうに椿くんを抱え直す。
呑気にすやすやと眠る椿くんは、寝惚けているのか甘えるようにかっちゃんに擦り寄る。
その姿を見て、轟くんが分かりやすく落ち込む様子が本当に見ていられない。
｢と、轟くん…何か飲む？｣
｢何に…怒ってんだろうな……｣
おそらく椿くんのことを指しているのだろう。
憶測で言うと椿くんに怒られそうだけど……
｢言い難いんだけど…詮索しようとしたから？｣
｢だから俺は……｣
｢多分、キスしようとしたこととかも…｣
椿くんが轟くんの事を気にかけていることは見ていて分かる。
だからこそ轟くんが詮索する為に安易にキスをしようとしたことに腹を立てたのかもしれない。
�爐燭世陵Э佑茲蠅眩Ш�する権利がある�當悗�んの言葉をまっすぐ受け取った結果がこれならどうしたらいいのか僕には分からない。
椿くんの動向全てを把握していたい轟くんと、それを無性に嫌がる椿くんとではこれから先も分かり合えないだろうと思った。
轟くんが心配しているのも十分理解出来る。
だがそれが裏目に出過ぎているせいで、ぶつかってしまう。
｢どうしたら仲直り出来るんだろうな｣
拗ねた轟くんはまるで子供のようだった。
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朝ギ(プロフ) - 柑橘系さん» コメントありがとうございます！まだまだ長くなりそうなのでお付き合いいただけると幸いです。素敵なコメントが励みになります！ (11月7日 0時) (
レス) id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系(プロフ) - 助かる…助かる…こんなに長編なのに一晩で読んじゃいましたすき…いい感じの距離感が少しずつ縮まったり色んな覚悟が混ざったりで…！ほんと助かりますありがとうございます！！！椿くんもっと甘やかされてデロデロにされてええんやでとニコニコしながら見守ります！ (11月2日 14時) (レス) @page27 id: f65fda0114 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新ペースにムラがあり申し訳ありませんが、楽しんで読んでくださると嬉しいいです！ (7月9日 15時) (レス) @page17 id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - おもしろくていっきよみしちゃいました❕ 更新頑張ってください❕❕ (2023年4月10日 21時) (レス) @page10 id: e2732a4f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2023年1月31日 22時
