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｢やっとAくんに会えたー…｣
珍しくホークスは疲れた様子で、僕の肩もたれかかってくる。
死柄木弔からの呼び出し、ホークスはそう言っていたが肝心の姿が一切ない。
もう既に僕の中で日常化してしまったこの拘束具もすんなりと着れる。
｢お、来たな。椿 A｣
聞き慣れた声に振り返ると、紙とペンを持ったトゥワイスが後ろに立っていた。
｢久しぶりー｣
今やこんな風にヴィラン連合と接している。ここに来るまでにすれ違ったコンプレスやスピナーも気軽に声を掛けてくるようになった。
僕がここに居ることに違和感がなくなったのだろう。
荼毘を除いて。
彼からは異様な視線を感じるから苦手だった。
たまに声を掛けてはくるものの、彼だけは何か違う。それがずっと引っ掛かっている。
｢今日はAくんもトゥワイスと一緒に解放軍のことを学ばない？｣
｢聞くだけやったら｣
ホークスは僕の頭をやさしく無でて、ホワイトボードにすらすらと文字を書いていく。
そんな様子をぼんやりと眺めながら�爐い泙気虔垢韻覆ぁ�解放軍のこと�瓩判颪�れた文字に一切興味が湧かなかった。
トゥワイスは律儀にノートを広げて一生懸命ペンを走らせる。僕とは正反対の反応だった。
｢今忙しいんで俺パスでー｣
｢何だ？｣
｢頼られちゃうんですわ｣
｢ヒーローの仕事か｣
誰もまさかホークスがヴィラン連合と一緒に居るなんて思わないし、先程からしつこく僕の携帯にかけてくる奴も、まさか僕がここに居るなんて思ってないだろう。
そいつのせいで、ポケットの中で震える携帯が鬱陶しい。
｢で、えっとどこまで話しましたっけ｣
｢忘れたな！解放とは何ぞやとかナントカ……おい！椿、お前ちゃんと聞いてんのか？分からなかったら俺が後で教えてやるよ｣
｢大丈夫、ちゃんと聞いとるよ｣
急に僕を指差すトゥワイスは面倒見がよくヴィラン連合一、仲間意識が強い。
そして厄介な個性の持ち主。
増やされたらアウトだ。その為に常にマークしておかないといけない。
｢いいよ、Aくんは。俺が特別に教えるから｣
そう言ってホークスは僕に近付いて、頬に唇を寄せる。
これは初日に決めた彼の中で全てのピースが揃ったという�犢膺洵瓩澄�
｢俺の前でイチャつくなよ……｣
僕が思っていたよりも早く情報が入手出来たようだ。本当にホークスの仕事の出来に圧巻する。
流石プロヒーロー。
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朝ギ(プロフ) - 柑橘系さん» コメントありがとうございます！まだまだ長くなりそうなのでお付き合いいただけると幸いです。素敵なコメントが励みになります！ (11月7日 0時) (
レス) id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系(プロフ) - 助かる…助かる…こんなに長編なのに一晩で読んじゃいましたすき…いい感じの距離感が少しずつ縮まったり色んな覚悟が混ざったりで…！ほんと助かりますありがとうございます！！！椿くんもっと甘やかされてデロデロにされてええんやでとニコニコしながら見守ります！ (11月2日 14時) (レス) @page27 id: f65fda0114 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新ペースにムラがあり申し訳ありませんが、楽しんで読んでくださると嬉しいいです！ (7月9日 15時) (レス) @page17 id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - おもしろくていっきよみしちゃいました❕ 更新頑張ってください❕❕ (2023年4月10日 21時) (レス) @page10 id: e2732a4f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2023年1月31日 22時
