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「じゃあね、夏くん。気を付けて」
「Aは？まだ帰らなくていいのか？」
「洗い物残っとるし、手伝ってくるわ」
玄関で夏くんを見送って、部屋へと戻る。
先程、勝己の大きな声が聞こえてきて正直安心した。あからさまな気まずい雰囲気をどうにかしてくれたのだろう。
「お兄さんが…」
襖の向こうから聞こえてきた緑谷くんの言葉に思わず手を止める。
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僕はその�狹�矢兄�瓩里海箸鬚△泙螻个┐討い覆ぁ�
僕と焦凍に向けられた、あの憎悪を含んだ視線以外は。
幼ながらに好意以外の視線には、敏感だった。
だからこそ余計に彼が恐ろしかった。
今にも殺しにかかってきそうな、そんな殺意を含んだ視線が。
「何だ？立ち聞きか？」
「別にー、僕が聞くことやないなって思っただけ」
「夏雄は帰ったのか？」
「うん、さっき見送ったで」
エンデヴァーさんはいつもより暗い表情で顔を伏せる。
そんな顔をされると、正直困ってしまう。
「エンデヴァーさんってさ、大事なこと言わんよね」
「そうか？」
「せやで、ほんまに困るわ」
僕の言葉にエンデヴァーさんは難しい顔で首を傾げる。
夏くんと話し合っていないせいで、空回りしているエンデヴァーさんは見ていてとてももどかしい。
「インターンはどうだ？」
突如変わった話題に、ちらりとエンデヴァーさんを見上げてにんまりと笑う。
「ホークスの元で学ぶことは多くて大変やわ」
「だろうな、だがホークスから学ぶものは大きいぞ」
「やろうね」
少し柔らかくなったエンデヴァーさんの表情に、少し安心する。
信頼されているホークスからのサインに気付いてほしいが、ここで僕が口を挟むのは変だ。
「ああ、そうや。エンデヴァーさんに言いたかったこと思い出した」
「なんだ」
「あの事件、焦凍に黙ってたんやね」
「当たり前だろ。いくら息子とはいえ喋らん」
プロヒーローとして当たり前だが、最愛の息子である焦凍が僕から突き放され、落ち込んでいる姿を目の当たりにしてれば少しは話しているのかと思っていた。
だが、焦凍は全くそんな素振りを見せなかった。
つまりエンデヴァーさんは彼に何一つ情報を教えてない。
あの事件の内容は、ヒーローの間でもタブーとなっていて今では口に出す人なんていなくなった。
まるで緘口令が敷かれたように、誰も触れてはこない。
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朝ギ(プロフ) - 柑橘系さん» コメントありがとうございます！まだまだ長くなりそうなのでお付き合いいただけると幸いです。素敵なコメントが励みになります！ (11月7日 0時) (
レス) id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系(プロフ) - 助かる…助かる…こんなに長編なのに一晩で読んじゃいましたすき…いい感じの距離感が少しずつ縮まったり色んな覚悟が混ざったりで…！ほんと助かりますありがとうございます！！！椿くんもっと甘やかされてデロデロにされてええんやでとニコニコしながら見守ります！ (11月2日 14時) (レス) @page27 id: f65fda0114 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新ペースにムラがあり申し訳ありませんが、楽しんで読んでくださると嬉しいいです！ (7月9日 15時) (レス) @page17 id: 6f172a3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - おもしろくていっきよみしちゃいました❕ 更新頑張ってください❕❕ (2023年4月10日 21時) (レス) @page10 id: e2732a4f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2023年1月31日 22時
