じゃあね ページ45
「ジョンハン、ちゃんと話そう」
私は、ジョンハンと二人きりで話をする。
「私はジョンハンの幸せを願ってる。
ジョンハンが幸せになるならなんだってする。
でも、今のままじゃ、きっとジョンハンは幸せにならない」
私とジョンハンは離れた方がいい、そう思った
「可愛い彼女作って、デートして
大学に行きながら勉強して、就活して、結婚して…
そうやって自分で幸せを掴むことができるのに
私に執着して時間を使うのはもったいないよ」
「Aは、ジスのことが好きだから
俺を置いてジスのところに行きたいだけだろ。
スンチョルっていう良い親友もいて
いいよね、Aは」
そうジョンハンは言った。
「ジョンハンにだって、ジス君っていう素敵な親友がいるでしょう？
これ以上、ジョンハンだって何も失いたくないはずじゃん。
だから、もうやめようよ、こんなこと」
「そうやって、Aは俺から逃げるの」
「私達、これ以上きっと顔合わせないほうがいい」
このまま一緒にいても、未来は泥沼で
這い上がれなくなったら終わりだ
きっと、ジョンハンには、私がいない方が幸せなんだ
「俺から離れる気？」
そうジョンハンが言う
「うん」
もう何を言われても、私は戻らない
「俺から離れたら、Aが俺にしたことを全て話す」
「いいよ。それで。
ジョンハンの気が済むのなら」
「大学にいられなくなってもいいの？」
「そうなったら、しょうがないの。
私は自分のしたことの責任をとりたい」
この先、どんな嫌がらせをされたとしても
「じゃあ、私、行くね。
幸せになってね、ユン・ジョンハン」
私は、ジョンハンに背中を向けて歩き出す
「Aっ…………！」
すると後ろからジョンハンが私のことを抱きしめた。
人目もはばからないで
「…行くな」
そうジョンハンが言う。
まるで、一生を誓ったくらい愛し合った恋人同士の別れ際みたいに
「行くよ、離して、
もう、私に執着しないで、幸せになって、ジョンハン…」
私はいない方がいい
きっと、ここに私の居場所はない
ジョンハンの目の届かない、どこか遠くに行けば、許される気がした
「なんで、俺なんかの幸せを願えるの？」
そうジョンハンは、なぜか泣きそうな声で言った
「俺は、Aの不幸しか願えないのに、
どうしてっ…………」
なんでジョンハンが泣きそうなの？
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ふるーつよーぐると(プロフ) - 更新していただきありがとうございます！！無理なさらない程度でこれからもよろしくお願いします！ (2021年6月17日 0時) (
レス) id: fff8310618 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつよーぐると(プロフ) - 続きお待ちしています。 (2021年5月23日 21時) (レス) id: fff8310618 (このIDを非表示/違反報告)
f - senaさんのお話が本当に大好きなのですが、未完結のものが多くて悲しいです…お忙しいのかとは思いますが更新せていただけると嬉しいです…！応援してます！ (2021年4月24日 20時) (レス) id: 03d24a62c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるきち(プロフ) - 完結させる気がないんだったらお話書かないでください (2020年11月28日 21時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 長くてすいません。厳選していうと、きゅんきゅんだけじゃなく、ハラハラもあるsenaさんの作品愛してます！！！ (2020年8月3日 20時) (レス) id: 2b6a0ab99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2020年6月23日 21時
