恋人のふり？ ページ34
「スンチョルには会わないんじゃなかったっけ？」
講義室で、ジョンハンが隣に座って
そう囁いた。
「アパートの目の前で、熱いハグなんて見せつけてくれて。
そんなに彼が好き？」
一体どこから見てるんだろう。
「妬けちゃうな。Aには、俺のことだけ考えていてほしいのに」
するとジョンハンが私の髪を撫でた。
「何っ？」
するとジョンハンは「ふっ」と笑った。
「まあ、見てなよ」
するとジョンハンが、私の頬にキスをした。
「なっ………」
そして、おでこにもキスをした。
ちゅうっと、音がして、離れる淡い感触。
「ねえ、ドキドキしない？」
怖い…
何考えてるの、この人…
すると、その真意はすぐに分かった。
【同棲の男とは外でハグ、学校ではジョンハンとキス！あまりに普通な女子の裏の顔！】
その張り紙がしてあって
「やめなよ、ジョンハン君。あんなアバズレ」
「趣味悪すぎジョンハン君」
「遊びでも、あの子はないわ」
そうジョンハンを囲む周りの子が言ってた。
「僕の体だけじゃ、足りないみたいだね。
ますます、燃えるね」
「ジョンハン君ってば……やめなって…」
と取り巻きの女子が言う。
「まあ、浮気されて許したりなんかしないけど」
とジョンハンは言った。
私は、誰もいないところでジョンハンに跪いた。
「スンチョルには何もしないでっ…スンチョルは、大事な友達なのっ…」
「だからこそ、奪う価値があるんでしょう？」
私が顔を上げると、ジョンハンは妖艶に笑った。
「一緒に帰ろう。今日は、俺、君のアパートに泊まるから」
「はいっ？」
「君と彼を引き離すために、俺と恋人のふりをするんだ。彼氏ができたっていうなら、スンチョルも流石に身を引くでしょう。
そうだな、君が俺に一目惚れして、ゾッコンだっていう設定にしよっか。
彼氏と喧嘩してたけど、もう大丈夫ってちゃんと言うんだよ？できるよね？」
できなかったら、どうなるんだろうか…
____________________
「ジョンハン、その女と付き合ってるって本当？」
「うんうん、ほんとほんと。まあ、いつまで続くかだけど」
「どうせ、すぐ捨てるんでしょう」
「もう少し遊べそうだけど、まあ、飽きたらね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 731人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふるーつよーぐると(プロフ) - 更新していただきありがとうございます！！無理なさらない程度でこれからもよろしくお願いします！ (2021年6月17日 0時) (
レス) id: fff8310618 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつよーぐると(プロフ) - 続きお待ちしています。 (2021年5月23日 21時) (レス) id: fff8310618 (このIDを非表示/違反報告)
f - senaさんのお話が本当に大好きなのですが、未完結のものが多くて悲しいです…お忙しいのかとは思いますが更新せていただけると嬉しいです…！応援してます！ (2021年4月24日 20時) (レス) id: 03d24a62c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるきち(プロフ) - 完結させる気がないんだったらお話書かないでください (2020年11月28日 21時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 長くてすいません。厳選していうと、きゅんきゅんだけじゃなく、ハラハラもあるsenaさんの作品愛してます！！！ (2020年8月3日 20時) (レス) id: 2b6a0ab99a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sena | 作成日時：2020年6月23日 21時
