ゴミ ページ25
その日から、ありとあらゆる嫌がらせが始まった。
まだ無視されたり、陰口叩かれたり、物を投げつけられたり、転けさせたりなら全然よかったのに
「レポートがないっ……」
今日が提出期限だった、レポートがなくなっていた。
流石にそれは困る。これがないと、単位がとれない…
どうしよう………
「そんなに慌ててどうしたの？」
「ジス君っ…」
そこに現れたのはジス君だ…
「実はれ…………」
だめだ、ジス君まで巻き込んで…
それに相手はジス君の親友だ。
とても、ジョンハンのせいでだなんて言いたくない。
「何でもない。ジス君、講義始まるでしょう。
私は大丈夫だから、先に……」
「ジョンハンにいじめられてる？」
「えっと……」
ジス君と目が合わせられない。
言ってもいいんだろうか、ジョンハンのこと…
「何があったか言って欲しい。力になるから。
俺はAの友達だから」
「実はレポートがなくなって、確かに持ってきたはずなんだけど…」
「分かった。一緒に講義室行こう」
ジス君は足の重い私の手を引いて、講義室に向かった。
そこには、女の子に囲まれながら笑うジョンハンがいて
「ユン・ジョンハン！」
ジョンハンの名前を叫ぶジス君
「Aのレポート返して欲しい」
「ジスじゃん。さあ？俺はそいつのレポートなんか知らないね。自分で捨てたんじゃないの？」
「Aは俺の友達だ。もし、Aが留年や退学になったら、俺はお前を許さない」
「だから、知らない。僕はジスには嘘をつかない」
するとジス君はため息をついて言った。
「この中にいる人で、Aのレポートについて何か知っている人がいれば、名乗り出てほしい」
それでも、教室は静まり返っている
「もし正直に出てくれた人がいるなら、俺の彼女にしてもいい」
「ジス君……！？」
そんなことのために、体を張って……
すると一気に教室がざわめいて
「はいはい、私知ってます」
「私も！Aのレポートは、食堂のゴミ箱に捨てられてました」
「それ、私も見ました！私も彼女にして下さい」
するとジス君は「みんなありがとう」と黒い笑みを浮かべた。
「なんて、愚かなんだろうね、君達って。人の人生を左右するかもしれない大事なものを、よく平気で捨てられるよね。
そんなゴミみたいな人間と、俺が付き合うはずないだろう」
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ふるーつよーぐると(プロフ) - 更新していただきありがとうございます！！無理なさらない程度でこれからもよろしくお願いします！ (2021年6月17日 0時) (
レス) id: fff8310618 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつよーぐると(プロフ) - 続きお待ちしています。 (2021年5月23日 21時) (レス) id: fff8310618 (このIDを非表示/違反報告)
f - senaさんのお話が本当に大好きなのですが、未完結のものが多くて悲しいです…お忙しいのかとは思いますが更新せていただけると嬉しいです…！応援してます！ (2021年4月24日 20時) (レス) id: 03d24a62c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるきち(プロフ) - 完結させる気がないんだったらお話書かないでください (2020年11月28日 21時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 長くてすいません。厳選していうと、きゅんきゅんだけじゃなく、ハラハラもあるsenaさんの作品愛してます！！！ (2020年8月3日 20時) (レス) id: 2b6a0ab99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2020年6月23日 21時
