【文スト】続々・ネットでマフィアの首領と友達になってた件

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○Seen-Rough○

○月○日
リョウメンスクナの実験に入る。リョウメンスクナの素体が生き残るために、他の贄にある程度仕込みを行っておく。何も知らない素体達を見ていると愚かだと笑いたくなる。
用いる呪術:蠱毒

○月○日
蠱毒二日目。

素体の片方は思っていたよりも獰猛だった。これは嬉しい誤算だ。

逆にもう片方は、その正反対だと言える。まあ、進むにつれて変わってくるだろう。

表記しやすいように、前者を右、後者を左とする。


○月○日。
蠱毒三日目。

まだ、動きはない。




○月○日
蠱毒○日目。

とうとう二人、いや、アレは双子だから三人か。

左は、嘆いている。それに対して右は左を慰めるような動作が見られた。二人の人間とされているとはいえ、とても気味の悪い光景である。現にもう一人の贄は、気持ち悪いと罵っていた。




○月○日
蠱毒○日目。

検体のみ生き残ることに成功した。ここから、更に餓死させて即身仏を作る準備とする。

話が違うと叫んでいるが、よいよい。もっと恨め。もっと憎め。それが、呪いをさらに強くする。

それにしても、右の方は、邪悪そのものだな？



○月○日
蠱毒○日目。

とうとう検体も死んだ。人間での蠱毒は成功したと言えるだろう。

右の方は、最後まで恨み言は忘れていなかったようだ。醜悪すぎる奴だ。そういえば、左はここ最近何も言わなくなっていたな。

【頭が2つ、腕が4つの皮と骨だけと言ったほうがいい人の死体の写真】



○月○日
末路わぬ民の骨を仕込み、即身仏への加工を行った。もうすぐ完成する。




○月○日
即身仏が完成した。この呪いの仏を朝敵とされた飛騨の怪物になぞらえ〈リョウメンスクナ〉とする。

最近リョウメンスクナばかり見ていたからか、人が二つ首に見えてきた。疲れかな。



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蠱毒:ヘビ、ムカデ、ゲジ、カエルなどの百虫を同じ容器で飼育し、互いに共食いさせ、勝ち残ったものが神霊となるためこれを祀る。この毒を採取して飲食物に混ぜ、人に害を加えたり、思い通りに福を得たり、富貴を図ったりする。(wiki抜粋)

想像した人、胸糞悪くなったらごめんなさい。書いた本人(私)は感覚麻痺ってるのでそこまで無いだろと思って書いてます。

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