34 シグナルソング撮影 ページ32
今日はシグナルソング撮影の日なので、衣装を着用し、メイクをしてもらっていた。
マシュー「A〜！」
声をかけられて振りかえる
マシュー「わぁ〜！Aかっこいい！」
『ありがとう。メイクさんのお陰だね』
私の返事に少し不服そうな顔をするヒョン。
「そうじゃないよ〜！メイクも似合ってるけどAを僕は褒めてるんだよ！」
頬を膨らませてもう！とおこるヒョンはかわいい。
ハルト「そうだよ〜！もっと自分の容姿がいい自覚もった方がいいよ？」
『でもみんなかっこいいじゃん、』
納得がいかないけど、
ハルト「わかってないな〜」
マシュー「またそうやって〜」
と2人は顔を見合せて呆れた顔をしている。
ハオ「何話してるの？」
『いい所に来た！』
ハオヒョンの手を引いて、隣に立たせる。
『ほら見て！かっこいいのはヒョンみたいな人のことを言うんだよ！』
と言うと、ハオヒョンも満更でもなさそうだ。
タクト「たしかに2人ともメインビジュアルだね」
ハオ「でしょ」
『わっ』
と私の肩を抱き寄せて、2人に向かってピースするヒョン。
『近いよ〜』
マシュー「ヒョンばっかりずるい！」
仲良くなって来たとはいえハオヒョンのパーソナルスペースはめっちゃ狭いようでとにかく距離が近い。
気にせず嬉しそうに笑っている。
撮影会場へと移動すると、大きく輝くステージが私たちを待っていた。
『わあ…』
オールスターはステージの1番高い段で踊るらしい。
ハンビン「A！マシュー！」
マシュー「ひょ〜ん」
ハンビン「2人とも衣装似合ってるね」
『ヒョンもかっこいいよ。センターにぴったりだね』
彼はたった1人だけなれるキンリングパートをすることになっていた。
「ありがとう」
と嬉しそに笑う姿はメイクや衣装も相まっていつも以上に凄くかっこよかった。
フェテク「皆すごく似合ってるね。僕だけ浮いてたりしない？」
と最年長だからか少し不安そうに苦笑いして聞いてくる。
たしかにフイさんは最年長ではあるけれど、ビジュアルがいいからか皆に混じっていても全く違和感がない。
『全然そんなことないですよ、似合ってます！』
マシュー「全然そんなこと気にしなくていいのに〜」
フェテク「2人がそう言ってくれると気が楽になるよ」
と優しく笑うフイヒョン。
初めは有名な方だから遠い存在だと思っていたけど、誰にでも優しく気取らない人で気軽に話して欲しいと言ってくれて今ではすっかり皆のお兄さん的存在だ。
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作者名：さくらねこ | 作成日時：2023年4月3日 13時
