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翌日のスターレベルごとのボーカルレッスンでは、オールスターの部屋にはソルジマスターがきた。
「1度うたってみましょう」
〜♪
「聞いていると耳障りな声が多いね。1人ずつ歌ってみて」
最初に指名されたのは、クムジュンヒョンさん。
サビの高音がキツそうで、挙句の果てには必死に歌うあまり、白目を向いてしまい、マスターに笑われてしまっていた。
本人は「喉の調子が悪いくて、なんでかわからない。」と言っていたがどう考えても、スターレベルテストでの大声が原因だろう。笑
次に指名されたのは、ハルトとけいた。
自身なさげにうたい始めたハルト。続いて歌うケイタくんの歌声に皆の視線が一気に集まった。
日本人とは思えないほどの発音のいい韓国語と響くような力強い歌声。自信をもって歌うケイにみんな感心し、驚いていた。マスターからも好評を受けていた。
その次に指名されたのは、Kグループのギュビンさんとユジンさん。2人とも上手く歌えず、酷評されてしまった。
「次、A歌ってみて」
悪くなった空気のなか、歌うのはなかなかに緊張してしまう。
『…はい！』
『〜♪』
歌うまでは緊張していたけど、歌い出すと楽しくていつのまにか緊張も解けていた。
昨日よりも練習した後だったし歌詞もほとんど覚えれていたので、自信を持って歌える。
この曲は歌詞もすごくよくて歌うのがすごく楽しい曲だ。
「「わあ」」
どんよりとした空気が、一気に空気が晴れるようだった。
ほかの練習生達が緊張していたり、歌詞を見ながら歌っている中、1人ほとんど歌詞を見ることなく、とても楽しそうに伸び伸び歌う姿は圧倒的だった。
楽しそうな笑顔にときめいてしまう練習生も多かった。
歌い終えると拍手が起こる。
「わぁ〜！A昨日よりもさらに良くなってる！もう歌詞覚えたの？」
『はい…歌詞も良くて好きだったので、覚えちゃいました』
「ｷﾖｳｫ〜！ほかの皆もAを見習うように！」
「「はい！」」
嬉しいけど、恥ずかしくて耳が熱くなる。
ハオ「A、耳赤いよ〜？」
と耳を触られる。
『やめてよ』
ぱっと離れて耳を隠す。ほんとにハオヒョンはスキンシップが多い。危険人物だ…。
ハオ「かわい〜笑」
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作者名：さくらねこ | 作成日時：2023年4月3日 13時
