twentynine ページ31
「にしても超ビビった！
アルビー君あんな魔法使えたの！？」
『えぇ、まぁそれなりには』
「えーそんなに強かったなら教えてよ〜
マジカメに上げたら凄そうだったよ」
『あの状況でマジカメ上げる馬鹿はそういないですよ』
「そりゃ俺でもそんな不謹慎な事はしないけどさ
ちょっと位教えてくれても良かったんじゃない？」
ケイトしつこくね？？←
いや一応先輩だから何も言わないけど何でそんなにねばるの
そんなに私が魔法使ってるとこ記録に残したいか
「流石ディアソムニア寮生と言うべきだろうか
あれ程の実力を持ってるのに成績が普通なのは何故だい？
力を抑える理由でもあるのか？」
『単純に目立ちたくないって理由だけど
…これじゃあ流石に呆れられるか？』
「いいや、人にはそれぞれ事情があるからね
目立ちたくないというのも立派な君の意思だ
下手に実力を見せつけるより僕は良いと思うよ」
『そっか、なら良かった』
「それに」
『？』
「試合の時、ディアソムニア寮生として動いていた君はいつもより生き生きしていた
そういうレアな所を見れるのも中々良い」
レアか、なるほど
確かに試合の時は結構本気出してたな
楽しくなっててつい
あ、そうだ
『僕ちょっと医務室に行ってくるね
さっきの試合でユウちゃん倒れちゃったから心配だし』
「分かった、それじゃあ」
『うん、じゃあね
今日はお疲れ様』
グリムが飛ばしたディスクおもいっきりぶち当たってたけど大丈夫かな
あとレオナとラギーの様子も見とくか
『…ん？』
医務室に向かってると廊下をうろついている獣人の子供がいた
…迷子？でも何でこんな所で
『君、どうしたの？誰か探してる？』
「おじたんを探してるの！
でも試合終わってから何処行ったか分からなくて」
おじたん…？叔父を探してるのか
やっぱり迷子だな
一応おじたんの名前聞いとくか
“おじたん”だけじゃ誰探せば良いか分かんないし
『分かった、一緒に探してあげるよ
叔父さんの名前分かる？』
「ほんと！？ありがとうお兄ちゃん！！
えっとね、おじたんの名前はね、レオナだよ！
レオナおじたん！」
『へっ？？』
レオナおじ…え？？マジ？？
レオナってあのレオナ？
あの傲慢ライオン野郎のレオナか？
…へぇ、そうなんだ
『じゃあレオナおじたん探そうか』
「うん！」
…良いネタ見つかったなぁ
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風蘭doll(プロフ) - 晏昊さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！ (2022年6月19日 23時) (
レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
晏昊 - エリザベート,バートリ,エルジェーベドが、大好きなのでめっちゃうれしいです！応援してます！ (2022年6月19日 23時) (レス) @page1 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風蘭doll | 作者ホームページ：http://flandoll'scollections
作成日時：2020年8月10日 17時
