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時は過ぎて放課後
約束通りモストロ・ラウンジにやって来た
「あータツノオトシゴちゃんいらっしゃーい」
「お待ちしておりました
只今お席へご案内致しますね」
店内に入ると早速ウツボ兄弟が出迎えてくれ
一人で座るには広すぎる座席へ案内された
にしても従業員は全員生徒で社会人なんか一切いないのに手際の良さと言ったら
一体何処で身に付けてきたんだ？
才能？才能なのか？？
「此方が新作のメニューとなります」
そう言ってジェイドが持ってきたのは何とも見映えが良いパフェだった
男子校に女子の大好きスイーツであるパフェがあるとかすげぇな
まあ私は中身女子なんで有り難く頂戴します
吸血鬼でもパフェにハマるんです
『凄く綺麗だね
この花は飾り？』
「えぇ、実は山に行った際に見つけまして」
『大丈夫なんかそれ(有毒とかそういう問題で)』
「ふふ、心配はいりません
有毒ではないと調べた上で飾りとして使用してますから」
『…そっか』
けど飾りに使うには勿体ない位綺麗な花だな
…ぶっちゃけ持ち帰りたい
持ち帰ってヘアアクセとかにアレンジしたいわ
でもそんな趣味の男なんてそういないだろう
という訳で諦めよう
「おや、アルビーさんいらしてたんですね」
『アズール…お邪魔してます』
ジェイドがニコニコしながら見つめてくるのをガン無視してパフェを食べているとアズールがやって来た
それはもう胡散臭い笑顔を貼り付けて
ウサンクサヴィネルで素直なのフロイド位ではないだろうか
「いつも僕達の頼みを聞いて頂きありがとうございます
アルビーさんは本当に慈悲深いお方だ」
『先に言っとくけど褒めても何も出ないよ？
僕別に君達が求めそうな物なんか持ってないし』
「おやおやそう言わずに
僕は思った事を言ったまでです
アルビーさんは謙虚なんですね」
『謙虚……ではない気がする』
私だって思った事はズバズバ言う
謙虚さなんて一ミリもないはずだ
「アルビーさん」
『？』
「貴方、本気を出さないのには理由があるのですか？」
『…え？』
「ふふ…僕は一年の時からずっと気になっていたんですよ
小さな体型以外特に目立った様子はない
座学も運動も全て普通
その割には妙に博識な所がある
そして何よりユニーク魔法など謎に包まれた所が多い
僕は貴方が本気を出さないのには何か理由があるのではと思ったんです」
………ほんと鋭い奴
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風蘭doll(プロフ) - 晏昊さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！ (2022年6月19日 23時) (
レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
晏昊 - エリザベート,バートリ,エルジェーベドが、大好きなのでめっちゃうれしいです！応援してます！ (2022年6月19日 23時) (レス) @page1 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風蘭doll | 作者ホームページ：http://flandoll'scollections
作成日時：2020年8月10日 17時
