61 ページ13
―――主 side
ラギーと一緒にハーツラビュル寮のお菓子を満喫した後、ラギーと別れスカラビア寮に戻ってきた
部屋に戻り、汗をかいた身体を流す為風呂に入る
しかし、ルークがあんなに俊敏に動けるとはな。まぁ、予想通りではあったんだが…それでもすばしっこかったぜ。またやろうっと
風呂から上がってタオルで髪の毛を拭きながら、下着と寮のズボンだけを履いてベッドに腰掛ける
主「はぁ…」
ーーーコンコンッ
ーーーガチャッ
主「どうした?」
ジャ「入ってもいいか?」
主「ああ、いいぞ」
ジャミルが1人で俺の部屋を訪れる事は珍しい事じゃない
ここ最近は頻繁に来るようになってるし、なんならカリムに内緒で2人で寝てる時もある
アイツは俺達よりも早く起きる事がないから、予定通り早く起きて支度してしまえば怪しまれない
ジャ「…(ギュッ)」
主「お?どうした?(なで)」
ジャ「…(すり)」
主「つーかさ、俺下しか服着てねぇんだけど」
ジャ「そのままでいい」
主「よくねーわ」
ジャ「いいんだ、そのままで」
主「噛もうとするなよ?」
ジャ「……………………………………しない」←
主「その間は何だオイ」←
はぁ…、レオナやラギーもそうだったが、何で皆は俺の首を噛みたがるんだ?痛い思いすんのは俺の方なんだけど?
まぁこの際それはどうでもいい、取り敢えず1番大事な事は服を着ることだ
頼むから服を着させてくれジャミル
主「服を着させろ」
ジャ「チッ、分かった」
主「今盛大に舌打ちしたろ殴んぞ」
ジャ「はて?何の事やら」
主「クソッ、コイツはこういう奴だったわ」
シャツを着て上着を羽織れば完璧だ
俺の寮服はカリムのと少し似てるから着やすい
ジャミルと一緒にベッドに座り、そのまま何もなくただ夜風を感じていればジャミルがボソッと何かを呟く
ジャ「このまま時間が止まればいい(ボソッ)」
主「ははっ、時間が止まったらずっと一緒に居られるな」
ジャ「ナツメ」
主「何だ?」
ジャ「……いや、何でもない」
主「そうか」
ジャ「目標達成したら言う」
主「おう、待ってる」
ジャ「さ、そろそろカリムが待ちきれなくて俺達を探しに来る頃だ」
主「確かに。そんじゃ、カリムの部屋に行きますか」
ジャ「はぁ…疲れる」
NEXT
737人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:抹茶ラテ | 作成日時:2020年7月10日 21時