【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ15)

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―――主 side

酒を口に含み傷口にかけ、次は魔法で熱く熱した針と頑丈な糸を使ってジェイドの傷口を塞いでいく

痛みで暴れるジェイドを必死に押さえ付けるアズールとフロイドにも声を掛けながら、素早くジェイドの傷口を塞ぎ、なんとか応急処置を終える事が出来た

主「後は家に帰ってちゃんとした処置をしてもらえ」

ジェ「ありがとうございます…ッ」

フ「うぅ…ッ、ジェイドぉ…良かった！」

ア「本当に…一時はどうなるかと…ッ」

主「静かにしろ」

全「「？」」

主「誰か来る」

全「「！！」」

大人達の話し声が聞こえる

どうやらこの場所がバレたようだ。ジェイドの傷口は塞いであるから、泳ぐのにも問題は無い筈だ

しかし、ここは１番奥。勿論逃げれるスペースなんかないし、出口は入ってきた所しかない

海水があるとはいえ浅い為、絶対に見付かってしまう

フロイドはジェイドを抱き締めながらどうしようって言って、アズールは何か解決策を必死に考えてる。ジェイドもこの状況を打破しようと模索してるし

仕方ねぇ、俺が出るしかねぇか

主「お前ら人魚だから泳げるよな？」

ア「え、ええ。問題はありません」

主「よし、ジェイドはフロイドに支えてもらいながら泳げ。俺がアイツらの相手をする」

フ「そんな…！ここの大人達は結構強いよ！？」

主「ハッ、この俺より強い奴が居んなら見てみたいもんだな」

ジェ「でも、大丈夫なんですか？」

主「俺の心配より自分の心配をしろ、合図したら一気に出口まで泳げ。いいな？」

ア「…分かりました」

主「よし」

なんか、ただユニーク魔法を磨く為の旅のはずが何で毎回こんな事に巻き込まれてんだ？

…語ってないだけで、めちゃくちゃ巻き込まれてるからね？レオナしかり、ラギーしかりよ？やべ…苦労人すぎて腹が痛くなってきた

胃薬なんてあったっけ…。後で買いに行こう

主「……」

「なぁ坊主、ここに人魚が居なかったか？」

主「さぁな」

「３人居てよ、その内の１人は怪我してる筈なんだが」

主「見てねぇな」

「ほう…もし、後ろに隠してるなら素直に出した方が身の為だぜ？」

主「そうか、それなら…」

ーーーお前らを潰せば問題ねぇな

「はぁ？このガキ何言っ…ーーーゴキッ…て…」

「！？」

「なっ…、いつの間に！」

主「何だ…拍子抜けだな。弱過ぎて話になんねぇよ」

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