ツイン病系短編集。3

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望side


流星のパートを俺らがフォローしたりして、何とか曲の終盤まで来た。



カメラに抜かれても笑顔を作る余裕はないみたいで、結構辛そう。



頑張っとるけど、後で撮り直しかな…



最後はさりげなく肩を組んで、流星を支える。



司会「ジャニーズWESTのみなさん、ありがとうございました！」



「流星、大丈夫か？」



『…けほっ、…けほ…っ、…』



無理しとったのか、座り込んで辛そうに咳をする。



「ん、袖行こか、」



後のトークはメンバーに頼んで、歩けなさそうな流星を背負って捌ける。









『…けほっ、…はぁ…っ、…』



「大丈夫やで、落ち着いて…」



ひどい咳と、無理に動いたせいで、軽く過呼吸になってもうたみたい。



背中をさすっても、辛そうに不自然に速い息をし続ける。



「流星、ゆっくり息して…、」



『…はぁ、はぁ…っ、けほ…っ、』



苦しそうな流星を見とると、こっちまで焦ってもうて、手が震えてくる。



「流星…っ、」



『…はぁ…っ、はぁっ、…』

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