019. ページ20
・your side
正直、キムジョンウがいてくれて助かった。
誰にも話したくないけど、だれかそばにいてほしくて
でも、私のことを色々と知りすぎている人たちには
勘づかれそうで、彼がちょうどよかったんだ。
一度名前を聞いただけで、トラウマのように頭から離れないのは
金曜日、兄が一緒に飲んだというビョンベッキョンのこと。
「知らない方がいいこともあるのよ、世の中には。」
キムジョンウにそうは言ったものの、
余計なことを言ってしまって、余計に興味を持たせてしまったようだ。
JW「主任も、コーヒーどうぞぉ。」
「ありがと。やっぱり女子力高いね。」
JW「やっぱり？やっぱりってどういうことです？」
「いや、何でもない。気が利くね。」
JW「気が利くやつだなぁ、気が許せるやつだなぁ
とか思ってもらえたら、誰にも相談できないようなことも
いつかは俺が聞いてあげられるじゃないですか。」
「いや、キムジョンウには絶対話さないよ笑」
JW「もぉ！なんでですか！いいですか？
主任はいつか俺に気を許す。主任はいつか俺に気を許す。」
なんだこいつ。
DH「あはっヌナ、洗脳されてる？笑」
「なんかこの子 ドンヒョク寄りかも。」
DH「何言ってるんですか、俺こんな変じゃないです。」
DY「何言ってんだよ、十分変だよ。」
「キムドヨン、しゃべってないでさっさと書類寄越せ。」
DY「は？今終わったんだよっ！ほら、
ここまでやっといたから、あと軽く見てハンコ押して。」
嘘でしょ？私が確認する分まで、
「ドヨン。」
DY「あ？」
「好き。私にはジャニ課長がいるから結婚はしてあげられないけど
友達として最大限好き。ありがとう。
初めてこんなにドヨンのことありがたく思ったかも。」
DY「･･･はぁ、」
いや、精一杯感謝述べてるのに溜息深すぎない？
DY「マーク、ドンヒョク。」
MK「はい？」
DY「ちょっと付き合って。」
DH「え？今？」
DY「ジュースおごってやるから。」
「えー私の分も〜」
DY「うるせぇ。お前はそのコーラあんだろ？」
いや、あるにはあるんだけどさ、
さっき、キムジョンウが欲しそうに見つめてるから
どうぞって差し出したら
一口飲んでまたこっちに返されたんだよね。
だからもう飲めないっていうか、
私から渡すときは何も考えなかったけど
これって実質間接キスとやらで、
JW「これもう一口もらってもいいですか？」
「もう全部飲み切って。」
JW「え？いいんですか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 501人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：玄兎
| 作成日時：2024年1月24日 14時
