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「ジョンウ君お待たせ。
あ、セキュリティ研修動画？」
WW「さっきジェヒョンが見せてから出かけた。」
「わぁ、助かる。じゃあ、視聴済みだね。よし一個仕事完了。」
さりげなく、名前を覚えてもらえている。
今朝オフィスを発った時に比べて表情も明るいし
それだけで、ちょっと安心してる自分がいたりする。
「そしたら、･･･マーク、前営業デイリーまだやってないよね？」
MK「すみません、正直俺まだメールの処理終わってなくて」
「いいよ。ジョンウ君にやらせてあげたいから今日明日は取っといて。」
DH「ヌナ明後日は？明後日俺の当番なんだけど」
「ヘチャンは自分でやりなさい。」
DH「え〜！」
「喋ってないで手ぇ動かす。
さ、ジョンウ君はまずPC立ち上がってるかな？」
朝からあんなことがあったのに、強いな。
強い主任だからこそ、守りたいな、なんて。
DY「あ、やってるね。頼んだよ。
俺向こう行ってるからなんかあったら呼んで。」
「はいよ。」
MK「ドヨニヒョンどこ行くんですか？」
「ノミンのフォローアップ。今日この後ユタさん外出だから。
それに、来月からのこともあるし、早めに動いておかなきゃ。」
主任二人の信頼関係すごいなぁ、
俺、入る隙ないかなぁ、
JW「A主任。」
「ん？」
JW「俺もいつか、主任に頼ってもらえるように
今はこんなペーペー以下ですけど、いつかは、」
「ふふっ笑」
JW「え、なんで笑うんですか！」
「去年のヘチャンそっくりと思って笑
期待してるぞ新人君っ！」
まずいかもしれない。
「･･･何？」
JW「いや、あの、」
俺、今の主任の笑顔に
JW「･･･落ちました。」
「は？」
JW「やっぱり、好きです。」
「･･･？」
JW「俺にもチャンスください。」
「いや、昨日会ったばっかりでそんな大げさでしょ笑」
JW「俺は真剣です。」
ねぇ、俺の目見てみて？
「･･･はぁ、まずそれ終わらせようか。
昨日の業務の集計なんだけどね、入力項目が決まってて、」
俺が業務に集中しないと思ったのか
一段と深いため息を吐いてこういう。
「悪いけど、年下は対象外だから、早いこと諦めてね。
一通り入力出来たら教えて。･･･ヘチャナ、終わった？」
DH「終わった！ねぇ昨日のこのメールって本部長がまとめて返信するんだよね？」
「うん、それはスルーでいいよ。」
MK「え?そうなの？俺単独で返信しちゃった。」
「まぁ、怒られはしないでしょ、苦笑」
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作者名：玄兎
| 作成日時：2024年1月24日 14時
