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看護師「ごめんね?びっくりさせた?
問診表、代筆するから質問に答えてくださいね。
見えなくなったのは今日の朝?」


覚めない夢の中にいるのかと思った。

起きているはずなのに真っ暗で、


母「A、体起こすよ。」

「このままでいい。動くと気持ち悪い。」

母「グク君来てる。お部屋に入れてもいいでしょ?」


目が見えなくなったのは


JK「これ、持ってみて。」

「・・・何?」

JK「トロフィー。」

「わぁ、本物?昨日放送見たよ。」


初めての1位獲得を見届けた翌朝だった。


それでも変わらずに、7人は代わる代わる

会いに来てはたくさん話聞かせてくれて

時々、私も一緒に活動してるみたいな気持ちになったり

ふと、光も色もない現実に帰ってさみしくなったり。


NJ「はい、Aにもサイン入りのね。」

「どこに誰のが書いてあるの?」



HS「昨日ジンヒョンがこの愛嬌してさあ」

「相変わらずだね笑」

JN「でもアミたちはそれがかわいいっていうんだよ笑」

「盲目だね笑 私は本当に見えなくてもかわいくないと思う笑」

Jn「や!!笑」



YG「聴いてみろ。」

「何?」

YG「新曲。流出させんなよ。」



JM「だぁれだ!」

「ジミナ!」

TH「ぶっぶー!俺でした!
指の長さ全然違うのにショックだよ笑」

JM「そんなに変わんないって!笑」



見えない世界に慣れるまで、

見えない世界を受け入れるまで何年もかかった。


認めたくなかった。


きっとそのうち、すべてなくなることを

誰も教えてはくれなくて、

察してしまって、でも考えたくなくて、

必死に否定しようとした。


「あ、ホソク。」

HS「・・・見えるの?」

「ホソクの匂い。」

HS「え、臭い?」

NJ「じゃあ俺は?だれかわかる?」

「さすがに声聞いたらわかるよ笑」

YG「なあ、本当は見えてるんだろ?」


左耳も聞こえなくなったけど

ちゃんとわかるようになった。


「ビルボード、おめでとう。
いま、左から三番目はソクジン?」

JK「残念だけど俺だわ。笑」

「嘘だ。」

JK「なんでわかるんだよ、」


声の距離でだれがどの辺にいるかも


TH「タナ、かわいいでしょ。」

「ふわふわだね」


あの日、テヒョンは一人じゃなくて

隣で黙ってうつむくジミンがいたのも

全部わかってたよ。

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作者名:玄兎 | 作成日時:2023年11月23日 2時

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