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俺よりも歌がうまいやつだった。
バレエの経験があってダンスもきれいで
俺にはない表現力をいつも褒められてた。
そんな彼女に最初に抱いた感情は
「退いてくれる?」
JK「・・・すみません。」
羨望とは呼べないくらいの醜い嫉妬。
後から入ってきた彼女は
才能だけじゃなくて、コミュ力でも俺を圧倒して
「ナムジュン君、今日も作業見せてくれる?」
NJ「いいよ!Aも曲作り興味あるの?」
「私には無理だよ、歌えるだけで自分で作るのは、」
曲作りまでされたら困るとか、
歌えるだけって言い方ムカつくとか
勝手に会話聞いて勝手にイライラしてた。
それがいつの間にかさ
JK「チビ。」
「・・・ジミナ、言われてるよ。」
JK「お前だよ。」
Aは俺にも話しかけてくれて
俺もAに冗談言ったりからかえるくらいになって
「バンタンの三人とデビューする子もう少しで選ばれるんだってね。」
JK「Aは選ばれるでしょ。」
「ボーイズグループって言ってたよ?」
JK「お前おとk」
「きっとグクはバンタンに選ばれるよ。」
JK「なんでそんなことわかるんだよ」
「理由とかよくわかんないけど、とにかく選ばれるの。」
ナムジュニヒョンとのデビューも憧れてたけど
Aとダンスボーカルもいいな、なんて思ってたから
別々に歩むんだって、寂しくもあった。
PD「この7人で防弾少年団、と言いたいところなんだけど
もう一人、みんなに相談して決めたいんだ。
キムA。グループにキムAが欲しいと思う人は挙手。」
迷わず手を挙げたけれど、
普段は周りの様子を見て挙手とかしてたから
ヒョン達の反応が怖くて目をつむった。
PD「OK。ジョングク、おろしてもいいぞ。」
ダメだったのかと、自信なく下した手を
隣にいたテヒョンイヒョンが急に握った。
TH「うわぁ、俺あいつ居たら心強いわあ!!」
JM「ジンヒョンなんで手上げるのためらったんですか!」
JN「あいついたら俺のボーカルパート少なくなるかもって一瞬考えて」
YG「わぁ、ヒョン、わぁ、」
HS「いやでも俺も手上げてからそれ思った笑」
NJ「ヒョンのパートないなって?笑」
HS「違う!違いますよヒョン?俺のセンターパートが減るなって
ヒョン!違いますから!誤解しないでください!」
JN「俺まだ何も言ってないのに
あんまり必死に否定されると、逆に怪しい・・・」
俺ら全員にとって、必要な存在だったんだ。
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作者名:玄兎 | 作成日時:2023年11月23日 2時