:010. Teddy Bear ページ25
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それからと言うもの、
夜中に、こっそりAと電話する日々が続いた。
RJ『A、眠くないの？
ミュージカルで疲れてるでしょ？』
［ちょっと眠いけど、スケジュールは午後からだし、
ロンジュンと話したい。…今しかないから。あ、でも
ロンジュンこそ練習大変で眠かったら無理しないで。］
RJ『俺もAと話したい。俺学校ないし』
こうは言っても、流石に2公演終えた日は
途中から規則的な呼吸だけが聞こえてきて
逆に俺が力尽きて寝落ちする日もあった。
［なんかさ、もうすぐ7月なのに夜寒いよね］
RJ『俺の横においでよ。布団あったかいよ。』
［え、もしかしてみんなも聞いてるの？］
RJ『まさか笑リビングのソファに
枕と掛け布団持ってきただけだよ』
［話聞かれてるのかと思った笑］
RJ『聞かれてたらこんなに静かじゃないよ笑』
寂しさを埋めるために、
お揃いのテディーベアを買ったんだよね。
事務所にプレゼントとして送ったらちゃんと届いて
時間があれば、本当に舞台を観に行きたかった。
［ドンヒョクにおめでとうって伝えておいて。］
RJ『言ったら絶対調子乗るよ？笑』
［じゃあ言わないでおこうか？笑］
先に夢を叶えたドンヒョクの話をした日も、
笑ってたけど、途中から少し鼻声になってさ
［あーあ、ドンヒョクに先越されちゃった。］
RJ『……A？』
［……私もアイドルに、NCTになりたかった。］
枕元のテディーベアを抱き寄せて、
その背中をポンポンと撫でた。
RJ『……Aの分も、俺が叶えるよ。』
［あぁ、どうしよう。今、どうしようもなく会いたい。］
"会いたい。"
言葉にしたら、抑えきれなくなるから
あえて、言わないできた言葉。
その日だけは、"会いたいね"
そんな言葉だけで夜を明かした。
すっかり当たりが明るくなってから、
Aはまた静かに眠りにつく。
RJ『おやすみ。今日も、夢で会おう。』
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玄兎(プロフ) - 奈胡（元jen）（読み垢です）さん» こんばんわコメントありがとうございます！私も泣きながら描いた箇所があります…🫣嬉しいです！今後の励みになりました！ (5月15日 1時) (
レス) id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）（読み垢です）(プロフ) - こんばんは 泣きながら読んでいます…みんなキラキラしてる 玄兎さん素敵です (5月15日 1時) (レス) @page21 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年2月18日 8時
