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『ロンジュナ』
RJ『んー？』
もう直ぐ5月になる。
夕暮れなのにまだかなり明るくて
オレンジに照らされた俺たちの足元には
長い影が二つ並んだ。
『……連休明け、移籍することになった。』
RJ『………そっか、……そうか。』
涙で視界が滲んで、彼女の表情はよく見えなかった。
まともな返事ができないまま、
ぎこちない空気ごと引き寄せて抱きしめた。
後何度、こうして2人で過ごせるだろうか。
数えることはできるけれど、数えたくなくて
寂しさや悲しさを埋める様にキスをした。
『……バス、行っちゃったね、』
RJ『次のバスが来るまで、もう少し一緒にいられる。』
『パパからママに言い訳してもらわなきゃ、笑』
練習に戻るのが遅くて、俺も怒られたんだけどさ
俺のはマクヒョンたちが言い訳してくれたよ。
『……また、明日。』
RJ『うん。明日も2時に迎えに来る。』
彼女が乗り込んだバスが見えなくなるまで見送って
振り返って歩き出したら、もう会いたくなって、
少し暖かい風が泣いた後の目に沁みた。
そういえば、その次の日の練習が終わって夜遅くに、
7人でキム先生のところに行ったんだ。
どうにかできないのかって、
キム『申し訳ない。俺でさえどうにもできないんだ。
娘の夢も願いも叶えてやれなくて……』
そう言われて、泣いたのは俺だけではなくて、
マクヒョンからチソンまで、全員、息を殺して泣いた。
キム『正式にメディアに発表されるデビューメンバーは
君たち7人だけになる。本当にごめんな。』
お世話をしてくれていたヌナさえも
声をあげて泣き崩れた。
それほどに君は、俺たちに愛されてたんだよ。
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玄兎(プロフ) - 奈胡（元jen）（読み垢です）さん» こんばんわコメントありがとうございます！私も泣きながら描いた箇所があります…🫣嬉しいです！今後の励みになりました！ (5月15日 1時) (
レス) id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）（読み垢です）(プロフ) - こんばんは 泣きながら読んでいます…みんなキラキラしてる 玄兎さん素敵です (5月15日 1時) (レス) @page21 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年2月18日 8時
