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日を追うごとに、彼女がいつかいなくなるんだと
この時間も長くは続いてくれないんだと思うと、
バス停までの距離がもっと長くなればいいと
足取りが重くなって、その一歩が惜しくて
歩幅が前よりも狭くなっていた気がする。
一方で彼女は、泣き顔を見せた日以降は
"いつも通り"を決め込んでいて、楽しそうに笑って
今日の練習で誰がどうだったって明るく話していた。
『……もう着いちゃった。』
寂しそうに呟いて座るバス停のベンチ。
すっかり春になって、散った桜が地面に張り付き
最も簡単に通り過ぎる人たちに踏まれていく。
RJ『あのバスだね。』
『うん、……ロンジュン』
RJ『うん？』
『また、明日ね。』
RJ『うん。さぁ、乗りな。』
『この後また練習するんでしょ、？』
RJ『うん。見送ってから戻るよ。』
以前にまして早まった彼女の門限。
最後まで練習に残れない日が続いて、
彼女自身、デビューを諦めようとしていた。
『頑張ってね。応援してる。』
RJ『何があっても、Aも一緒だから。』
『……うん。』
後から聞いたよ。
何度か、バスの中で泣いてたって、
あのいつもの運転手が教えてくれたんだ。
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玄兎(プロフ) - 奈胡（元jen）（読み垢です）さん» こんばんわコメントありがとうございます！私も泣きながら描いた箇所があります…🫣嬉しいです！今後の励みになりました！ (5月15日 1時) (
レス) id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）（読み垢です）(プロフ) - こんばんは 泣きながら読んでいます…みんなキラキラしてる 玄兎さん素敵です (5月15日 1時) (レス) @page21 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年2月18日 8時
