#Leaves ページ7
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WN「ヒョン、これAから。」
SC「うわ、くれるって言ってたけどマジだったんだ？」
スンチョルに子供が生まれた。
女の子だってさ。
本当は何日か休む予定だったらしいけど
急遽学生バイトが休みやがったって言ってた。
SC「この店も、常連が一人いなくなって寂しくなるな。」
JH「・・・は？なんて？」
SC「・・・A、もう来ないよ。」
WN「え、・・・俺何も聞いてないけど」
SC「転勤だって。」
WN「は？あいつ一昨日俺には何も、」
あぁ、だから俺の傘も直接じゃなくてここに、
WN「・・・ったく、学習しねえな。」
幼馴染だっていうウォヌにも伝えてないなんて、
SC「ウォヌに言ったら絶対止めてたでしょ。」
WN「当たり前だよ。」
俺が送ってた日も、ここを離れるような素振りはなかった。
分かれ道までもともと30分もかからない道のりだったけど、
ほんの一瞬で過ぎてしまうくらい冗談言って笑って
“またね”なんて言って別れたから、てっきり次も会えるんだって
もっとたくさん話して、近づけるかもしれないって
JH「・・・もう少し早く出会ってたらな、」
SC「お互い全然気にしてなかっただけで、
早いうちから出会ってはいたけどね、」
深入りする前でよかった、なんてその時は思ったりもしたけど
また次ここに来た時にもまたあの声を探していて
今も時々ウォヌに会いに来るミンギュ君が
“ヌナがみんなに会いたいって言ってるよ”
なんて言うのを聞いてさ
その中に俺も含まれてたらいいな、なんて思ってたりする。
窓の外の景色が、昨日よりもさみしく感じるのは
秋に色づいた葉が少しずつ舞い落ち始めたからだろうか。
WN「もしかして、ジョンハニヒョン、Aのこと、」
JH「言わないで。泣いちゃうかもしれない。」
かもしれない、なんてのは
ちょっと冗談みたいに聞こえてほしかったからで
実際、同じ道を一人で歩いて帰って
家についてから風呂で泣いた。
もしかしたら、また
雨の日に行けば会えるんじゃないかとか
所帯持ちのクズに捨てられてボロボロで帰ってきたら
俺が抱きしめてあげるのに、
なんてね。
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
