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「聞いてない」
CS「言おうとしてた。」
勝手な人。
私が気付かなかったら
このまま音信不通で捨てられてたのかな。
CS「なぁ、ついてきてくれるだろ？」
「・・・っえ、」
想定外だった。
結局最後は奥さんをとる人だと思ってたから、
CS「やっとあいつから離れられるんだ。
向こうではいつでも会えるし、それに、」
チョルスさんは妻帯者だ。
でも、私のほうが愛されてる。
なんてわけのわからない自信に
浸って、溺れて、汚れた。
チョルスさんと同じ会社にいる弟が
同じ部署に配属になったとき、
どれだけひやひやしたか忘れられない。
MH「いらっしゃい。昨日のランチぶりだね。」
「うん。今日ジスさんは休み？」
MH「そうだけど、うちの店はジスのペンミ会場みたいだね？」
ペンミ会場なんて言って、ミンハオ君はカウンター席の彼の肩を突いた。
JH「何？」
MH「ヒョンもいつもジスヒョンに会いに来てるよね」
JH「別にあいつに会いに来てるわけじゃ、」
SC「俺がいるときは滅多に来ないと思ったら、ジスが目当てだったか」
JH「そんなんじゃねえって」
いつもカウンターでジスさんと話してる綺麗な常連さん。
「すみません、正直私も
ジスさんと話に来ている方かと思ってました。」
JH「・・・あ、はい。」
MH「やっぱりそうなんじゃん笑」
Jh「え、いや、今のはそうじゃなくて」
照れ隠しなのかな、
「店長、コーヒーお替りください。」
SC「ここには何時間居てもらっても構わないけど、
・・・Aちゃん、いい加減自分の時間大事に、」
「わかってます。」
ここの店長をしているスンチョルさんには何度も忠告された。
いつからか、奥さんをここに連れてくるようになったらしくて
SC「ねぇ、本気でうちのジスとかどう？
紳士でいいやつでしょ？」
「ミンギュみたいなこと言わないでください笑」
私が彼のような誠実な男性と付き合う権利なんてない。
私なんかは、ずっと、
妻帯者に酷く振り回されてるくらいが丁度いい。
「・・・もう帰ります。」
ミンハオ君が退勤した後、
スンチョルさんとジョンハンさんの掛け合いを聞いて
暇することなく時間をつぶした。
結局彼からは、“ごめんいけなくなった”と
一言だけメッセージが届いたから帰ることにしたけど
JH「家どっち？」
「・・・はい？」
JH「もう遅いから送ってくよ。」
「いやでも、」
JH「いいから。」
追いかけてきたジョンハンさんに捕まった。
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
