#Moonlight ページ27
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スーパーの帰り。
もうすぐ2月だな、なんて思うのは
"バレンタインフェア"と大きく書かれて
ピンクとブラウンのポップが並ぶ陳列棚を見たからで
「……バレンタイン、渡せないや。」
半分の月が、見えないところで寒がっていないか
心配になって、寂しくて
「おはよ。」
JS［こんばんは笑］
「これから朝ごはん？」
JS［うん。今日は何食べるの？］
「キムチチゲとキンパ。昨日の残りのコプチャン。」
JS［あぁ、Aの作ってくれるご飯食べたいな、］
「うん、…今日は夜にミンギュが来てくれるんだ！」
こちらはナイーブな夜を過ごしていても、
向こうはこれから1日が始まるから
会いたいとか、恋しいとか
寂しさを誇張する言葉は言いたくない。
JS「じゃあ、おやすみ。」
「行ってらっしゃい。」
真逆の挨拶をして眠る。
明日、評判のチョコレートを聞いて
ネット通販でジスの家に送ろうかな、
手作りとかしたことないから、やってみたかったけど
すぐそばにいないとできないよね、
「……会いに行こうか？」
パスポートはある。
行けないこともない。
「……でもなぁ。」
ついて行かなかった手前、
先にジスが来て欲しいなんて思ったり
「……ソウルで医者は嫌だったのかな」
もしかしたら、ソウルを離れる理由が他にあったとしたら
なんて、ありもしない疑いをかけては自分で否定して
「テイクアウトで、2つ。」
MH「ちゃんと寝てる？」
「うん、おかげさまでさっき起きたばっかり。」
MH「夜更かししてるの？あ、ジスヒョンと電話？」
「そう、ジスの朝ごはんと一緒に夕飯食べるようにしてて
だからちょっと遅くなっちゃうんだよね。
その分起きるのも遅くなって、」
MH「サイクル崩れてるんだ？
ダメだよちゃんとリズム整えなきゃ。」
「ジスと同じこと言ってる笑」
ブランチしに入ったカフェは思ったよりも混んでて
テイクアウトにしてもらったけれど、
紙袋にはいつもより重みを感じて中身を見てみる。
MH「ホットチョコレート。お子様でも飲めるでしょ？」
「いいの？」
MH「まぁ、いいんじゃない？
サンドのレタスとタマネギも多めにしたから
ちゃんと食べてね？本当は1日2食じゃなくて3食、」
「ありがとう。今度またゆっくり来るね。」
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
