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JS「っよ。」
JH「ナポリタン」
MH「あれ、今日火曜日だよね？」
ミンハオのいう通り、今日は火曜日だ。
いつも火曜日は午後一の会議のせいで来れないから
不思議そうに俺のことを見ている。
JH「昨日来れなかったし、明日は出張だから。」
JS「そんなに一生懸命通ってくれなくてもいいんだよ？」
まぁ、今日この時間にいつもの二人がいるのも俺としては想定外で
店長に休みもらえてるのか心配になる。
MH「ジョンハンさんの考えてること当ててあげようか。」
JH「ん？」
MH「なんでこいつら今日もいるんだ。」
JH「よくわかったな。」
MH「ウォヌさん今日彼女の誕生日。
スンチョルさんは奥さんと検診。」
JH「そうか、タットゥももうパパになるんだな。」
店長のタットゥことスンチョルは
大学の同級生で、突然「俺就活やめた！」
なんて言い出して、バイト先のコーヒー店を
前の店主だった爺さんから受け継いだ。
JH「同い年が結婚して子どもいるとか全然実感ないよな」
JS「はは、俺なんて正社員でもないよ笑」
フリーター自虐をよくするジスも
カフェバイトではそうそうない時給を
スンチョルからもらっているらしいけど？
JS「でもさ、知らなかったよ。
もう２年くらい通ってくれてるけど
俺が休みかもしれない日にまで来てくれるなんて
相当俺のこと気に入ってくれてるんだね？」
JH「は？」
ジスの自惚れを片耳に
窓側の席でアイスコーヒーを飲む後ろ姿を横目に盗む。
本当は、コンビニで買って昼を済ませようとした俺が
カフェに足の向きを変えたのは
彼女がここに入っていくのが見えたからで
MH「ヌナ、冷たいものばかり飲んでたら体に悪いよ。
これ、俺からのサービス。苦くないから、ね？」
「ありがとう。わぁジャスミンティーだ。」
MH「無理してコーヒーにしなくてもいいのに」
「いいの。私はコーヒー飲める女でいたいの。」
MH「そのくせホットは苦いとか意味わからないこと言って」
「・・・苦いだけじゃなくて、猫舌だから」
MH[ふぅふぅしてあげようか？」
「子ども扱いしないで。」
彼女の“いつもの”がアア一択なのはそういう理由らしい。
「あ、ミンギュ！自分で呼びつけておいて遅い！」
カランカランとドアベルがあわただしく鳴って
カフェに入ってきたのは背が高くてモデルみたいな男。
MG「ヌナ！」
尻尾を振る犬のように
わたわたと彼女の席に駆け寄った。
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
