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すっかり夜。
ジスが予約したって言うお店は
「……わぁ、待って、せっかく着替えてきたのに
なんか違う気がしてきた。」
JS「問題ないよ、そのままでも綺麗なんだから。」
ジスも、店員も、ドレスコードは問題ないって言うけど
やっぱり、…待って。
問題はドレスコードどころじゃない気がしてきた。
JS「緊張してるの？笑」
「え、だって、」
JS「大丈夫。プロポーズは今日じゃないよ。
まだ先だけど、もっとちゃんと準備するから。」
「…え、あ、うん。？」
心の中を読まれているみたい。
でも、プロポーズじゃないとしたら、
JS「美味しい？」
「うん、美味しい、、……いや、正直、
色々気になって味がわからない。」
JS「あはっ、うん、本当に正直だね笑」
だって、そう言って笑うジスが
眉を八の字に下げるから、
「……先に話してくれない？」
JS「じゃあ、そうしようかな。」
フォークを置いて、イスに座り直すジスが口を開く。
JS「LAに帰ろうかと思ってる。」
つまり、遠距離になるってこと？
JS「ついて来てくれたら、いいな、なんて
思ってるんだけど、Aも仕事始まったばかりで
だから、少し考えてみて欲しくて、」
「いつまで？」
JS「えっと、60年以上かな？」
「そうじゃなくて、いつまで考える時間くれる？」
それなんだけどね、って
視線を下げて躊躇う姿に
リミットが近いことを察する。
「……26日の朝でもいい？」
JS「ありがとう。」
即答できない自分の中に、答えがある気がして
クリスマスくらいはそれを言いたくない。
ジス、ごめん。
私、怖い。
一回釜山まで行って、捨てられちゃったから。
彼とは違うって、私が1番分かってるんだけどね。
ついてはいけないけど、離れていても、愛してる。
それじゃだめかな。
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
