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しばらくカフェに通っていなかった。
傘を残して去った彼女もいないし、
話し相手になるジスも滅多にいないみたいで
まぁ、実際仕事も忙しかった。
取引先の責任者が急に変わって
ランチは後輩がコンビニまで走らせてなんとか食べてた。
でさ、世の中って狭いなって。
MG「……あの、ウォヌヒョンのカフェに
いつもいらっしゃいますよね？カウンターの席で、」
JH「あ、こないだAさんと、」
基本的に仕事の話しかしなかったけど、
Aさんとは似てるのか似てないのか、
ちょっとキム主任と仕事のスタイルは合わなくて
何度も訂正の書類送るようにメールしたり、
彼のせいで最近胃がやられてるんだ。
それでも、彼と少し近づいたことで
ちょっとはジスよりも優位になった気がしてた。
JH「うん。知ってる。」
MG「え、俺もう言いましたっけ？」
JH「いや、カフェでウォヌに聞いた。」
オフラインの打ち合わせで向こうの会社に出向いたとき
ヒョン！ビッグニュースです！なんて言うから
何かと思ったら、前日にカフェで聞いた情報だった。
そして、彼が席を離れた途端
別の情報を仕入れてしまった。
社員「主任のお姉さんでしょ？前主任を釜山に飛ばした原因。」
社員「まさか、弟の出世のため？」
社員「向こうで略奪婚するつもりだったらしいよ。」
社員「控えめな方だと思ってたのに恐ろしいよな、」
俺を重要なクライアントだと思ってないのか
そんなことを後回しに考えるほど
丸聞こえの噂話が、主任の姉について、
つまり、ミンギュ君の姉、Aさんの話であることに
驚きが隠せなかった。
でも、帰ってくるっていうんだから
向こうで別れて戻ってくるんじゃないかなんて期待して、
いつでもすぐに会えるように、またカフェに通い始めた。
CN「ジョンハンさんって、もしかして僕のファンですか？」
MH「……何をどう考えたらそうなるの。」
CN「俺がジョンハンさんにコーヒー淹れた日から
また毎日通ってくれてるじゃないですか！」
WN「チャニや、表のランチ看板下げて来てくれる？
疲れてるなら先に休憩行っていいよ。」
CN「疲れてなんかないです！」
カフェに入り浸るようになったら
なかなか会えなくなったと噂の店員とも
久しぶりに顔を合わせて、
JS「誰か待ってるの？」
JH「っよ、久しぶりだな。」
JS「うん。月曜日は休みにしてるから。」
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
