#Star ページ13
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ジスさんは、あの次の日に一度ソウルに戻った。
そして、週末のシフトを終えて、
毎週月曜日に会いに来てくれる。
"俺もこのカフェで雇えませんか"
なんて冗談言うから、店長喜んじゃってさ
JS「ミンギュ君がウォヌに話したみたい。笑」
「もう、すぐ話しちゃうんだからあの子。笑」
JS「早く戻っておいでって、スンチョルが待ってるよ。」
「赤ちゃん、結局会えなかったからなぁ」
どうして今まであんなに辛い思いをして耐えてまで
あの人に執着していたんだろうと
不思議に思うくらい。
流星群のように降り注ぐ楽しみのおかげで毎日が軽い。
ジスさんがソウルから来てくれるのを待っている間も
ただ、それだけで嬉しくなった。
JS「もうこの部屋に戻ってこなくなると思ったら寂しいかもね？」
「ジスさんだけここに残る？」
JS「……わぁ、……are you serious?」
「당연히 장난이지 뭐、笑」
2ヶ月だけお世話になったワンルーム。
マンスリーの契約にした私は
どこまでも抜かりないと自分でも思う。
JS「え、荷物これだけ？」
「……え、なんでそんなにあるんですか、」
片付けを始めてみると
数えるくらいしか来ていないはずなのに
ジスさんのものも意外とたくさんある。
JS「キッチン片付ける前にコーヒーでもいかがですか？」
ジスさんが入れてくれるコーヒーを久しぶりに飲んで
部屋の片付けが終わった。
お店のようなマシンや豆はないから
いつもと味は違うけれど、
丁寧で優しい所作は相変わらず。
それを見るのが、あのカフェではいい暇つぶしだった。
JS「やっぱり昨日の夜車借りて来て良かった。」
「荷物、全部入って良かった。」
JS「え？そっち？」
「え、どっち？」
JS「いや、昨日一緒に星見に行った方でしょ！」
「それは車関係ない気が、」
JS「車で行ったから車のおかげなの！」
毎週、ジスさんに車貸してくれたウォヌに
今度何かお礼をしなきゃ。
「あ、これにしよう。」
JS「お土産買わないって言ってなかった？」
「ウォヌに車のお礼。」
JS「やっぱり星が、」
「ジスさんて意外としつこいですよね笑」
JS「……しつこい、」
ジスさんは、ズバズバ言う割に、打たれ弱いみたい。
「ジスさんがしつこいせいで、毎日楽しいです。」
JS「……俺にはまだ韓国語が難しいみたい笑」
「韓国に残る理由ができて良かったですね？」
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玄兎(プロフ) - リリィさん» 嬉しいコメントありがとうございます。作者のリアル大人の事情で更新止まっちゃってますがそのうち続き書きますのでお待ちくださいませ♪ (10月8日 10時) (
レス) @page18 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 大人な事情とちょっとほろ苦い恋の味が綺麗に描かれていて好きでした。シュアもハニちゃんも好きな私からしたらとてもハッピーです。次回の作品も楽しみに待ってます！ (10月8日 3時) (レス) @page18 id: 4664616c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玄兎
| 作成日時：2023年9月5日 11時
