Story.5 ページ7
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黙り込んだかと思ったら突然変なことを聞かれたからなのか、驚いたような、戸惑っているような、そんな間抜けな顔になっている康二は、それでも顎に手を当てて考えるそぶりを見せたあと、
「まあ、信じるっていうか、いたらええなとは思うな」
と答えた。
「そんなこと聞いてくるってことは、まさか舘には運命の相手がおるん？！」
「まあ、そんな感じかな」
あまり深掘りされるような話でもないし、そろそろ切り上げて帰ろうかなと思った俺の心情なんてつゆ知らず、康二はテーブルから身を乗り出すようにして「え、舘の恋バナ聞きたいんやけど！」と言ってきた。
(…………)
いや、まあ、話を振ったのはこっちなんですけどね？その俺が微妙な反応するのって変ですよね？わかりますよ？()
でも、いざ運命の相手とか、そういう話を誰か別の人にしたことはないし、実際そんなことを言って引かれても嫌だから、そもそもこんな話を切り出したこともなかった。
だけどなぜか、ただただ真っ直ぐで優しくて純粋な康二になら、このことを言える気がした。
「話すけど……だけど、引かないでね？」
「引くわけないやん？俺が聞きたいだけやし！」
きょとんとしたような康二の顔を見て、俺はふと思う。
実際、俺も誰かにこの話を聞いてほしかったのかもな、なんて。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月17日 21時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - ℛさん» 嬉しい感想、ありがとうございます！現在続きを書き溜めしている途中ですので、ぜひ楽しみにしててもらえると幸いです！ (12月5日 12時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
ℛ - めちゃくちゃ好きです、続き待ってます！応援してます (12月4日 18時) (レス) @page30 id: c3fc1ccfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 涼翔 | 作成日時：2023年10月27日 14時
