Story.24 ページ27
nb side.
「ふぅ……この店でいいんだよな？」
目の前にあるのは、仕事終わりのサラリーマンが入っていくような居酒屋。
今の時刻は午後19:30。突然レコーディングのスケジュールが入った俺のことを考えてくれた向井さんから「ほんなら、お悩み相談は夜からにしよか！」という連絡が来たので、今日の会場は俺の仕事場近くの居酒屋になった。
「あっ、向井さん！」
「翔太くん、思ったより早く来てくれたんやな！」
会場も変えてもらっちゃってすみません、と謝ると、「いやいや！」とあわてたように手を振られた。
「本当は俺の働いてるカフェにしようと思ったんやけどな？
店長さんのお友達の子供さんが、体調崩してもうたんやって。それで、店長さんがヘルプに行くことになったんよ。
だから、翔太くんが気にすること全然ないで！」
そう言って、向井さんが人懐っこそうな笑顔を浮かべた。
「ところで、相談って？」
ちょうどご飯も来た辺りで、向井さんに問いかけられる。
「あー、実はドラマでアスリートの役をすることになって。
向井さん、トレーナーさんとか知ってますか？」
「そうやなぁ……」
しばらく考えるような仕草を見せた向井さんが、「ちょっと俳優やってる友達に聞いてみるな！」と言ってスマホを取り出す。
「俳優やってる友達……名前聞いても良いですか？」
気になって聞いてみると、「え？めめ…やなくて、目黒蓮やで？」と、日本アカデミー賞候補とも言われている若手俳優の名前が飛び出してきた。
「え……目黒蓮と連絡先交換してるの？」
「そ！この前は休日にご飯も食べたんよ？」
どういう繋がり……と思ったけれど、なんとなく分かる気がする。
まだ友達といえるほどの付き合いがあるわけでもないし、向井さんのことを色々知っているわけではないけれど、向井さんは人懐っこくて明るい人だから、きっと交友関係が広いのだろう。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月17日 21時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - ℛさん» 嬉しい感想、ありがとうございます！現在続きを書き溜めしている途中ですので、ぜひ楽しみにしててもらえると幸いです！ (12月5日 12時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
ℛ - めちゃくちゃ好きです、続き待ってます！応援してます (12月4日 18時) (レス) @page30 id: c3fc1ccfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 涼翔 | 作成日時：2023年10月27日 14時
