Story.22 ページ25
dt side.
「だて！ほんっっっまごめん！！！！！」
「いや、別に目黒さんなら大丈夫だと思うけど……それにしても、どうしてそんな話の流れに？」
キッチンに来た瞬間、土下座する勢いで謝罪する康二を止めつつ、俺は尋ねる。
何があったかと言うと、「しょーくん」の話を勝手にしてしまったことを謝りたいんだということなんだけど……まあ、俺は別に怒ったりはしないし、目黒さんなら話が広まったり、引かれたりすることはないだろうと思っているからいいんだけどね。
「いや、めめがな？急に『康二の恋バナ気になって』って言ってな？それで、自分の周りの人の恋バナ……みたいな流れになって、つい舘の話しちゃったんよ……ほんまごめんな？」
『康二の恋バナ気になって』……？目黒さんって、俺が思っていたよりも大胆にアプローチするんだな……。
「まあ目黒さんは悪い人じゃないから別に良いとは思うけどね？それより、そろそろデザート出そうか？」
「あっ、それ言いに来たんやった！ありがとうな？」
「ううん、俺は料理をする身なんだから別に。康二は先に席についてていいから」
「ほんま？ありがと！」
そう言うが早いか、康二は軽い足取りでキッチンを出ていく。
一つ息をついて、冷蔵庫に入っていたデザートのフルーツゼリーを取り出す。ふと、トッピングにのせたクマの形のグミと目が合った。
(……そう言えば、しょーくんもグミ、好きだったっけ)
いつだったか、遠足にグミを持ってきて「あげねーんだからな！」とがんを飛ばしてきたしょーくんが頭をよぎる。
さっき康二との会話で名前が出たからなのか、それから給仕をしている間も、頭の片隅にはずっとしょーくんの姿があった。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月17日 21時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - ℛさん» 嬉しい感想、ありがとうございます！現在続きを書き溜めしている途中ですので、ぜひ楽しみにしててもらえると幸いです！ (12月5日 12時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
ℛ - めちゃくちゃ好きです、続き待ってます！応援してます (12月4日 18時) (レス) @page30 id: c3fc1ccfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 涼翔 | 作成日時：2023年10月27日 14時
